立民・泉健太代表「首相のウクライナ訪問は国会承認が必要」に批判殺到

立憲民主党の泉健太代表は、岸田首相のウクライナの首都キーウ訪問が国会の「事前の承認」を必要とするのではないかという認識を示しました。各国首脳が秘密裏に訪問している中で、この発言が賛否両論を引き起こしています。

激戦が続くウクライナ ゼレンスキー大統領Fbより

各国指導者は秘密裏に行っているのになんで事前に言うの?という呆れた声が多く上がっています。

岸田首相の安全を確保できかねない提案は、立民の政権担当能力の欠如を露呈させるという指摘も。

判断力に問題があるのではという指摘もあります。

逆に下地ができつつあるのではという見方もあります。

一方でウクライナ戦争について精力的に発信している平野高志氏は、逆に安全面での懸念があるからこそ、岸田氏のキーウ訪問は国会の事前承認があってもよいとしています。

また、平野氏曰く米国のバイデン大統領の訪問は秘密裏に行われましたが、イタリアのメロ二―首相は事前通告をしてから堂々とキーウ訪問を決行しています。

平野氏が指摘するように、バイデン氏の訪問を基準にすることは「不適当」なのかもしれません。

訪問自体が目的化しているのであれば、そもそも岸田氏がキーウを訪問する必要性あるのか?と疑問を呈する識者も。

そういえば、ゼレンスキー大統領の国会でのオンライン演説についても、泉代表は「国会演説の前に首脳会談・共同声明が絶対条件だ」と異論を唱えていました。

岸田氏のキーウ訪問が国会の承認を経なければならないという泉氏の提言は意外にありなのかもしれません。例えば、米国の場合だと他国に宣戦布告をするという重大な決定は議会の承認が必要です。

しかし、いずれにせよ岸田氏が無理に訪問することによって、ウクライナに迷惑をかけてしまったり、日本が世界に恥をさらすことがあったりしてはなりません。