コオロギを給食に提供して大炎上:きっかけは先生の素朴な善意だったのに

アゴラ編集部

徳島県小松島市内の県立小松島西高校・食物科で、コオロギパウダーを使った給食を試食で出したことについて、クレームの電話などが相次いでいるそうです。

グリラス(徳島県鳴門市)のコオロギパウダーを使った給食 同社プレスリリースより

この給食は「選択制」だったとのことです。

https://twitter.com/youko_rou/status/1630603214159745024

しかし、その「選択制」にも問題があったのではとの指摘もあります。

同高校の食物科長の多田加奈子教諭の説明によると、

コオロギパウダーを使った給食は、生徒同士が市販の乾燥食用コオロギを食べるゲームをしていたのを見て、多田教諭がその美味しさに驚き、環境を考えるきっかけにと給食導入を考えた。

とのことですが、美味しいと思ったからという理由で給食に出すのは安易すぎます。そもそもゲームって…。

日本人でコオロギを食べ続けた人がいない以上、安全性はまだ分からないことが多いようです。

先生の善意からの発案でしたが、その論理がおかしいです。

子供にどうして食べさせるのかといったクレームが多く寄せられているとのことですが、同教諭は、「新しい食材への風当たりが厳しく、誤解されている状況です」と、誤解を解くための説明は考えていなかったようです。「上からは、しばらく動かないようにと言われました」と素朴に回答をしてしまう時点で、大切な何かを失っているような気もしますが。

一方、不買運動にまで繋がってしまったPascoの敷島製パンは、風評被害への法的措置も検討しているそうです。

期待されている昆虫食ですが、消費者とのコミュニケーション不足のために、行政・企業ともに導入の段階でつまずいてしまったかもしれません。