業績不振が続くスイスの金融大手クレディ・スイス・グループの株価が過去最安値を更新していました。15日に筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンクが同行に追加投資しないと発表し、株価はさらに24%も下落しました。これに伴って、欧州銀行株は急落、米地銀株なども大幅に下げてしまいました。
クレディ・スイス株が急落 筆頭株主が追加投資を否定https://t.co/JeQubd5fi4
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) March 15, 2023
クレディ・スイスは、これ以前から経営の不振が伝えられていました。この事態を受け、スイス金融当局は、「必要な場合はクレディ・スイスに流動性を供給する」と表明しました。
スイス中銀、必要に応じクレディ・スイスに流動性供給へ=規制当局 https://t.co/CTpue6WERZ
— ロイター (@ReutersJapan) March 15, 2023
この発表を受けて、クレディ・スイス株は上昇しています。
クレディ・スイスは時間外取引で9.2%の上昇となっています。 https://t.co/WPiiz8Tqke pic.twitter.com/fbahlN5hMX
— T.Kamada (@Kamada3) March 15, 2023
とはいうものの、大きすぎて救済できないのではという指摘も出てきています。
クレディ・スイス、「大き過ぎて救済できない」可能性-ルービニ氏 https://t.co/ZXGzARethe
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) March 15, 2023
連鎖が続いてしまうのではという見方も。
米シリコンバレーバンク(SVB)の破綻の契機となった銀行の保有債券の含み損に対する警戒が欧州にも波及した模様です。