スイスの老舗銀行クレディ・スイスが経営不安の懸念から大きく株価を下げています。 ネット上ではシリコンバレー銀行などの米銀行の経営破綻が相次いでいることから、その波が欧州まで押し寄せるのではないかと危惧する向きがあります。
クレディスイス株20%急落 米銀破綻、欧州にも信用不安広がる #朝日新聞デジタル https://t.co/LZ5TMB3CAG
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) March 15, 2023
直接の発端は筆頭株主のサウジアラビア国立銀行が追加出資を断ったことが要因としてあります。
クレディスイスはまた大きく下がっています。サウジ国立銀行が支援を拒否したとの報道。 pic.twitter.com/zF9mwfnmcz
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) March 15, 2023
すぐにスイス政府からマーケットを落ち着かせる発表がありましたが、切迫感が伝わります。
クレディ・スイス問題:スイス国立銀行(SNB)とスイス金融市場監督機構(FINMA)が緊急声明。声明文はここhttps://t.co/wkkwIx4sb7
①クレディ・スイスはシステム上重要な銀行に課される資本・流動性基準に適合。
②必要ならスイス国立銀行はクレディ・スイスに流動性を供与。
――切迫感に満ちた声明。 pic.twitter.com/bfPu51CeQC— 滝田洋一(日本経済新聞) (@yoichitakita) March 15, 2023
同行の筆頭株主は保有全株を売却していたようです。何か見てはいけないものを見てしまったのでしょうか。
クレディスイス銀行の筆頭株主が保有全株を売却。https://t.co/Qbd8kSO7cU
— Cafe_Forex(テムズ川の流れ) (@UponTheThames) March 6, 2023
「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏はFOXビジネスでクレディ・スイスが倒産する可能性に触れています。
リーマンショック時は経営破綻した銀行が大き過ぎて潰せない問題がありましたが、今回は逆に大きすぎるから助けられないと指摘する人も。
クレディスイスですが、2ドルを割れたあたり(-20%)で売りも一服、新たな情報を待つ展開です。
リーマンショック(GFC)期には「Too big to fail(大きすぎて潰せない)」が有名になりましたが、一部市場参加者はCSを「Too big to be saved(救済するには大きすぎる)」と話していました。
— Yuto Haga 芳賀 勇人 (@Yuto_gahagaha) March 15, 2023
クレディ・スイスだけではなく、最近の主要銀行や証券会社の多くの経営状況が悪化しています。 米国のFRBなどに代表される金利引き上げのおかげでしょうか?
情報がまだまだ錯綜している状況ですが、金融機関の経営破綻が引き金とになったリーマンショックの二の舞にはして欲しくないですね。