3月15日の参院予算委員会で立憲民主党の杉尾秀哉議員が「高市大臣の言ってることは全く信用ができません、貴方の答弁は」という質問に、高市早苗大臣が「総務省の発表された内容でも『高市大臣に放送法解釈変更すると説明したとの認識を示す者はいなかった』と書かれてる。私が信用できないならもう質問しないで下さい」と答えたところ、一部の野党議員らが「国会軽視」と大騒ぎをしてしまいました。
【もう質問しないで】立憲民主党・杉尾秀哉「高市大臣の言ってることは全く信用ができません、貴方の答弁は」
高市早苗大臣「総務省の発表された内容でも『高市大臣に放送法解釈変更すると説明したとの認識を示す者はいなかった』と書かれてる。私が信用できないならもう質問しないで下さい」 pic.twitter.com/OlxysGwSwY— Mi2 (@mi2_yes) March 15, 2023
答弁している高市大臣も杉尾議員の発言に困惑しています。
3月15日の参院予算委員会で立憲民主党の杉尾秀哉委員が、私に何度も質問した後に「全く信用ができません、あなたの答弁は。どうですか」と言われたので、「私が信用できない、答弁が信用出来ないんだったら、もう質問をなさらないで下さい」と答えたら、「国会軽視」と大問題になっているそうです。
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) March 18, 2023
しかし、杉尾議員は話しにならないと言っています。
まず何より杉尾議員が「信用できない」という発言を謝罪の上、撤回するべき。もし一般人で「お前のことなんて信用しないけど、質問に答えろ」などと言う人間がいたら正気とは思われない。杉尾議員が自分の発言に謝罪や撤回を求められたら果たして何回拒否するか。 https://t.co/JJOUo6LtqZ
— the_spoiler (@don_jardine) March 18, 2023
社会では許されないことが起こるのがいまの国会なのかもしれません。
立憲杉尾秀哉議員が声を荒らげ、高市大臣を“信用できない!”と罵倒したのは国会史上に残る最低の品位なきシーンだった。“お前の事なんて信用しないが質問には答えろ”などは社会では絶対に許されない。まず杉尾氏は発言撤回の上、謝罪を。立憲が高市氏に謝罪求め審議拒否なら結構。いつまでも寝てなさい https://t.co/yvNObHCvEZ
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) March 19, 2023
さらに、塩村さやか議員の質問も混乱に拍車を掛けました。
立憲民主党・塩村文夏「高市大臣は『信用がないなら質問しないで』と杉尾議員に言い放った」「憲法違反、撤回して。質問が出来きなくなる」 高市大臣「その後の質問にも答弁してる」=ネットの反応「質問してるやん」 https://t.co/Q4rjXBOdtE
— 植津孝行 (@munakatazin) March 17, 2023
日本維新の会の足立康史議員も高市大臣に対して「国会軽視」なんていうのはナンセンスだと指摘。
「総務省文書の内容を私が「捏造」と断じた理由」をツイートするとともに(しなくてもいいけど)、そのフルバージョンを国会に提出したらいいだけではないでしょうか。「国会軽視」なんて言うバカ野党がいたら、私が援護射撃しますから、心配無用。万年野党なんか直ちに踏み潰して、セキュリティクリア… https://t.co/TV04MYKmeH
— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) March 18, 2023
それにしても、「国会軽視」はどっちなんでしょうか。
これで杉尾氏への発言を謝罪、撤回しなければ予算委審議に応じないという立憲の理不尽、不条理な要求よ!
— 阿比留瑠比 (@YzypC4F02Tq5lo0) March 18, 2023
そして、このまま立憲民主党は審議拒否をするのでしょうか。
おかしなデマを流している人がいるが、いま追い込まれているのは小西なんだから、政府が譲歩する必要はない。高市氏の答弁は言葉の綾だから、謝罪する必要はない。審議拒否したら、批判を浴びるのは立民だ。
— 池田信夫 (@ikedanob) March 18, 2023
しかし、一連のやり取りではすでに勝負はついているという指摘も。
「高市大臣の言ってる事は全く信用できません」との立憲杉尾秀哉氏に高市早苗大臣は「総務省の発表された内容でも“高市大臣に放送法の解釈を変更すると説明したとの認識を示す者はいなかった”と書かれている。私が信用できないならもう質問しないで下さい」と。言葉を失う杉尾氏。既に勝負はついている https://t.co/alwEhXQNub
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) March 15, 2023
ただし、杉尾議員はメディアの使い方は非常に手練れています。
【『悪意ある捏造』の瞬間】
杉尾秀哉「高市大臣の『悪意ある捏造』というような証言に沿う証言をしている職員はいるのか」
総務省「捏造を行うような者はいないと”信じたい”」
杉「大臣聞きましたか?『捏造しているような職員はいないと思う』と言ってますよ」
全く言ってねぇぇぇ‼️ pic.twitter.com/Gf2d0zdXv2
— ピーチ太郎3rd (@PeachTjapan3) March 15, 2023
いくら手練れていても、謝ったメディアの使い方は人びとを不幸にしてしまいますし、実際に不幸にしてきた過去があります。
「弁護士一家惨殺を引き起こしたTBS報道番組のMCは、長野選挙区の杉尾秀哉参院議員。長野県の有権者の皆さんはご存知かな?」と直階マロ氏。TBSは坂本弁護士のオウム追及インタビューをオウムに見せ、それが惨殺事件につながった。
— 加藤清隆(文化人放送局MC) (@jda1BekUDve1ccx) August 12, 2022
そのTBSのOBからも“残念”と呟かれています。
杉尾秀哉の負け。おれの後輩なんだが残念な人間になってしまった。 https://t.co/a2bTAnCxrG
— 氏家夏彦 (@natsu30) March 16, 2023
「信用できる」とはどういうことなのでしょうか。その場の発言よりも今までの行動をよく見たほうがいいのかもしれません。公人の場合はとくにそうかもしれません。