ポーランドのウクライナへの「ミグ29」戦闘機供与は、米国の背中を押すか? --- 古森 義久

ボルトン氏は「米国はF16供与に踏み切るべき」

3月16日、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領が、ロシアと戦うウクライナ軍に戦闘機「ミグ29」を4機供与すると発表した。

ウクライナに対しては米国はじめ北大西洋条約機構(NATO)加盟の諸国が多様な兵器を与えてきたが、戦闘機の提供は初めてとなる。

米国のバイデン政権はウクライナへの戦闘機供与にまだ踏み切っていないが、ポーランドのこの決定は米国の背中を押す効果もあるのではないかと予測されている。

ルビコンを渡ったウクライナへの軍事支援

ドゥダ大統領は3月16日のワルシャワ市内での公式記者会見でこの措置を発表し、「4機のミグ29は現在ウクライナに引き渡し中で、一両日中にはウクライナ軍の手中に完全に入るだろう」と明らかにした。各国がウクライナに軍事支援しているが、ジェット戦闘機の供与はこれが初めてとなる。

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