ウィーンフィルハーモニー管弦楽団&クリスティアン・ティーレマン@楽友協会(ムジークフェライン)

ウィーンフィルハーモニー@ムジークフェライン(楽友協会)。

はりきって19時前に到着、まだ客席に入れない。列待ちししながら、後ろのマダムとおしゃべり。先週のシェーンブルク&シュトラウスbyティーレマン、よかったそう。ネットラジオで聴いた。先週にするか今週にするか悩んだのだけれど、オペラの演目考えて今週にしたけど、先週も聴きたかったな。

今夜もティーレマン(ウィーンフィルと仲睦まじいことこの上ない。来年のニューイヤーコンサートも彼だし、アメリカツアーよね?)で、メンデルスゾーン”フィンガルの洞窟序曲”と”シンフォニー3番”、後半はブラームス”シンフォニー2番”。ティーレマンの、”ソリストなんていらない、俺様が得意なドイツロマン派音楽を聴け!”的なプログラム、嬉しいです♪

照明を落とさない黄金ホールに、ソワレの装いの演奏家。コンマスはホーネック。横にシュトイデがビシッとついて、黄金の第一列。ホーネック、そろそろ引退?あと何度聴けることか・・。

大きな拍手に包まれて、ティーレマンが登場。大好き指揮者、ムジークフェラインで初体験。

メンデルスゾーンの2曲は、まったりどっしり。”フェリックス”という名前に似合わない(笑)。大好きな3番第三楽章、象か巨人が質感を持ってのっしのし歩いている感じ(いい意味で)。骨太の弦の低音がきれいね。木管は、ファゴット以外いまひとつ。

ブラームスは、オケがちょっとでもロマンティックかつ感傷的になろうとすると、俺様指揮者が、深くどっしりに引き寄せる感じ。ブラームスなので、もう少し演歌っぽく拳を効かせた抑揚でもいいかな、とも思うけど、もちろんこれはこれで文句なし。

ティーレマン節でヴィエナーフィルハーモニカーとムジークフェラインの音響を楽しむソワレ。

明日も明後日も、楽しみ♪

2022年5月ムーティ演奏会の様子はこちらから(2公演あります)
2019年11月12月ヤンソンス公演はこちらです(2公演あります)
2019年3月バレンボイム公演はこちらです(前々日にも公演あります)
2018年12月ムーティ演奏会はこちらです
2018年10月ブロムシュテッド演奏会はこちら(ムジークフェライン初体験)


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年3月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。