経済も消費もマインドである
内閣府のデータですが、景気や消費はマインドと相関関係にあります。
したがってマインドを上げないと消費は増えず、景気も良くなりません。現在の日本は現役は重い閉塞感に押しつぶされそうになっていて、結婚や出産にほとんど希望が持てなくなっています。
金を撒いたら景気がよくなる? → 否
コロナの時に12兆円も撒きましたがまったく良くなりませんでした。希望が持てないとお金は使わず貯蓄に回ります。では継続的に撒いたらどうなるか。実際には財源がないので撒くことは不可能ですが・・・。
若いほどお金のために働いているので、お金は関係無く働くのは高齢者です。一斉に遊びたい盛りの若い肉体系労働者が働かなくなってインフラもとまります。労働賃金は爆上げしてインフレです。いまのアメリカですね。
公共投資したら景気はよくなる? → 否
土建系の学者はそういいますが、3.11のときも神戸の震災の時も凄い額の公共投資が行われましたがGDPは下がりました。人口が激減しているのにこれから誰も使わない箱や道路は無用の長物で負の遺産になるだけです。
本当の経済対策になるものはこれしかない
こちらは戦後の人口の推移です。
そしてこちらはGDPの推移と経済成長率
1945年に終戦
軍事政権から解放され、マインドチェンジが起きた。結婚しまくり
1947年に空前のベビーブーム
2年後にたくさん子どもが産まれはじめた。これが団塊の世代
1955年から高度成長期突入
団塊の世代が幼児を経て小学生になった時期と一致
団塊の世代が家を出るくらいの1973年に高度成長期は終わる
子どもにお金がかかる時期を超えたら経済成長も止まった
団塊ジュニア(71〜74年生まれ)が学校に上がる1977年くらいにもう一回好景気の波が来る
ということで、明確に子どもの増加と景気は連動しています。
理由は簡単で
子どもが産まれる
↓
親のマインドが爆上げ
↓
お金も使う
↓
子どもが多い社会は明るい社会
これは100%自信をもって言えます。子どもが増えると経済も伸びます。いまの日本経済の停滞というか衰退は、完全に無策でやってきた少子高齢化によるものです。
ではどうすれば子どもは増えるのか
最初にいいますが、
バラマキ程度では子どもは増えません
12.1人で一人を支えていた時代に作られた年金制度が1.3人で一人を支える時代に通用する訳が無い。単純計算で年金は1/10にならないといけないのに同額払っている。図像は東京新聞
今産まれてくる子どもは
高齢者の年金のために1億以上の借金を産まれたときに負わされる
わけで、これで子どもを産めと言われてもフツーの感覚では無理。ひとりなら高い教育を与えてなんとかいけても何人も無理。児童手当とか給食費くらいでなんともなるもんじゃない。
したがって
経済対策 = 少子化対策 = 年金制度組み直し
というのが筋です。文字数多くてフラフラなのであとは動画を見てください。あと、医療負担は全年代30%にしないと無理です。
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経済学者の島澤先生の本「年金「最終警告」 (講談社現代新書)」を知ったので先ほど買いましてこれから読みます。私と全く同じ意見だと思います。