マスクを導入を決める優先順位のあるべき姿
- 介入に害があるかどうか
- 効果があったとしてどの程度の変化があるのか
- 本当に効果があるのか
上の順番であるべきと筆者は考えています。
(1)介入の害については既に書きました。(2)について考えてみます。
マスクに20%の有効性があったら?
- そんな効果は無いとの立場ではあるが、仮定して推計
- 年間を通して1クラス40人中、ずっと無症状者は32人、症状出る生徒が8人(左)
- 年中マスクさせると、ずっと無症状者は34人、症状出る生徒が6人(右)
- マスクには害があるのに、2人減らすだけ
結論を先に書くと年間を通して、1クラス40人中、ずっと無症状者は32人、コロナで症状出る生徒が8人になります。年中マスクさせるとずっと無症状者は34人で、症状出る生徒が6人となり、2人の差となります。
害があるのに、それでも生徒全員にマスクさせるのでしょうか。
この数は実績からの推計なので「実際の感染者は報告の倍」と仮定しても 1クラス40人中、ずっと無症状者は24人、コロナで症状出る生徒が16人です。年中マスクさせると、ずっと無症状者は27人、症状出る生徒が13人となります。
以下、推計の説明です。
オミクロンになってから年間2700万人が陽性者と判定されており、19歳以下はその1/4程度の700万人と推測します。19歳以下の人口は約2000万人なので、年間での陽性になる率は多目に見積って40% で、なお有症状はそのうちの半分の20%と仮定しました。
1クラスに40人の生徒がいれば年間で16人が陽性になって有症状が8人、ずっと無症状は32人となります。
それでもコロナになる人が少しでも少ない方がよい?
- そもそも子供は重症化率と致死率が低いのだから対策が不要
それでもコロナになる人が少しでも少ない方がよいのでしょうか?
そもそも子供は重症化率と致死率が低いのだから対策は不要です。特にマスクはそれだけで害があることが分っているのですから。
図はデルタ時期2021年10月ごろの年代別の重症化率と致死率です[1]。子供は、ワクチンを接種して重症化率が下がったといわれる大人よりも、元から重症化率が低いのです。(大人が本当にワクチンで重症化率が下がっているかどうか筆者は疑いを持っていますがここでは觝れません)
重症化率から考えてもの子供のコロナ対策は一切不要だと考えています。ただしもちろんコロナ禍前からの手洗いとうがいなどの感染対策まで否定するものではありません。
高齢者に感染させないためにマスクをした方がよい?
- コロナ前から若者から高齢者へは細菌やウイルスが感染していた
- 自然の摂理として誰も気にしていなかった
- 日本では20万が呼吸器系疾患死、10万が肺炎、うち3万が肺炎球菌。
- インフルも直接死が3千、関連死で1〜3万人
それでも高齢者に感染させないためにマスクをした方がよいという人がいます。
筆者はマスクに効果は20%ですら無いという立場ですが、仮に効果があったとしても高齢者を守るためにも不要との立場です。コロナ前から若者から高齢者へは細菌やウイルスが感染していて自然の摂理として誰も気にしていませんでした。
日本人は毎年140万人が亡くなります。20万が呼吸器系疾患で、10万が肺炎、うち3万が肺炎球菌、インフルも直接死が3千、関連死で1〜3万人です。コロナだけを気にしてマスクをする理由が分りません。
【参考文献】