パリ国立オペラ座バレエ”バランシン特集”2回目

パリ国立オペラ座バレエ、”バランシン”。第三配役、なのかな一応?あまりに変更が多く、もうぐしゃぐしゃ(最近のオペラ座バレエあるある)。

”バレエ・アンペリアル”は、当初の予定と全員変わった(パブロ見たかったなぁ・・・。せっかく撮影も入ってるのに。怪我は、ダンサーにとって一番悲劇)。

二日前に揃ってエトワールになったハナ&マルク(おめでとう)、そしてシルヴィア。ハナもシルヴィアも、バランシンの振り付けにはまってる。

コール女子、2週間前よりは少し良くなったものの、やっぱりズレが大きすぎる。”フー・ケアーズ?”もだけど、もう少し揃えないと、バランシントラストの不興を買うのでは・・。

周りの友人知人は、”この作品は退屈”というけれど、ザ・バランシンなきれいなフォーメーションは私は好きだし、音楽も好み。バランシンは、チャイコフスキーが大好きだったそう。

”フー・ケアーズ?”。リュドミラ、ハナ、ローラ、マチューと、4人エトワールの豪華配役。

ピンクのリュドミラ、さいこ~!文字通り”抜群”に上手。レオノールの方が、チャームや魅せ方はベターだったけどしれないけど、軽さとキレと上手さではリュドミラ(どちらも文句なしのピンク)。2週間前、”バレエ・アンペリアル”踊ってほしかった~。

マチューは、どこまでもロマンティックでチャーミング。笑顔が眩しすぎる。

前回も感じたけど、オケがいい。指揮者がいいのか、ピアニストもいいのか、チャイコフスキーとガーシュウィンにあってるのか、なんかいつになく感じよく聞こえる。特にガーシュウィン。このオケ、こういう音楽が得意なのかしら。

アントラクトは、知り合いの音楽ライターとおしゃべり。この間のルチアや先月のトリスタンがなぜダメだったのか、裏話色々教えてもらう。なるほど、納得。

ガルニエのあちこちに、パトリック・デュポンへのオマージュで、彼がオペラ座バレエの舞台で身につけたコスチュームが飾られてる。

2月18日公演の様子はこちらです。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年3月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。