みんな大好き、エレーヌ・ダローズ。
6区のガストロノミー”マルサン”、2区のビストロノミー”ジョイア”に続いて、先週、バーガーショップ”ジョイア・バン”をオープン♪
飲食店営業禁止中に、”ジョイア”で提案していたテイクアウト&配達バーガーが大人気だったそう。そんな大評判バーガーにフォーカスした、ダイナー風レストラン。
13時、お店の前は、イートインテーブルを待つ列とテイクアウトの列。さすが、みんなに愛されるエレーヌのお店。
みんなでいろいろシェア。
定番は、オーブラック牛&羊のトムチーズ&ピキヨス&ギンディージャなどを合わせたバスク風味。王道の美味。みんなの一番人気。
ランドの黄色鶏をポン酢と生姜でマリネしてから揚げたフライドチキン&キャベツ&シソ&トンカツソースも、美味~。日本人好みの味な気がする。
チャングロ(バスク語でカニ)は、クラブケーキ&サラダやハーブ&マヨネーズ。おしいけど、クラブケーキの量がもっと多いと嬉しいかな。他の風味にカニがちょっぴり隠れがち。
ヴェジタリアンーバーガーは、プティ・エポートル(古代小麦の一種)のガレット&羊のブルーチーズ燻製&マッシュルーム&パセリノワゼット。とっても上手にできている。
ごまやけしの実をトッピングしたふんわり香り高いバンズは、”マルサン”で焼いている。
サイドは、黄色鶏をバターミルクでマリネしてクミンやライムで香り付けしたフライドチキン。シーザーズサラダは、シャキシャキロメーヌレタス&上質なアンチョビ&黄色鶏胸肉で、とてもおいしい。フリットというか揚げじゃがは、ローズマリー風味でこれもよい~。
”バーガーに、サラダと揚げじゃがが少しでいいからついているセットがあればいいのにね”、とみんなで意見一致。
デセールは、蕎麦とノワゼットのクッキーと、柑橘とノワゼットのマリトッツォ。マリトッツォのブリオッシュも、”マルサン”謹製。
”エル”などに漫画を描いてるアーティストと同テーブル。食べながら、どんどんデッサンを完成させていく様子が圧巻〜。私が描かれてる部分を写真撮らせてもらう。
実力派シェフ、エレーヌ・ダローズらしい、国産(南西部産)の上質食材をたっぷり使ったグルメバーガー&サイドディッシュの数々に舌鼓を打つ昼下がり。
それにしても、フランス人はハンバーガー大好き。グルメバーガーも、エレーヌやヤニック・アレノやアラン・デュカス(ミシュラン3つ星)、ティエリ・マルクスやオリヴィエ・ブラン(2つ星)、モリ・サコ(1つ星)らトップシェフも、続々取り組んでる。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年3月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。