筋トレと歯列矯正の目的はモテではなく「健康寿命の確保」

気が付けば、私も来年いよいよ還暦になります。人生120年とすれば丁度折り返し地点です。

ただし、ここでいう人生とは何歳まで生きるかではありません。何歳まで「健康に」生きるられるかです。

健康の定義は様々でしょうが、私は自分で自分の体がコントロール出来、食事制限なく好きなものが食べられる状態と考えています。なってみないとわかりませんが、寝たきりになったり、食べたいものが食べられなくなってしまった状態で人生を続けるのは苦痛だと想像しています。

自分で体のコントロールができるためには、筋力の維持が必要です。現代人は普通に生活しているだけでは筋力が衰えていきます。年寄りが転んでケガをするのは、足の筋肉が衰えて支えきれなくなってしまったからです。

また、年齢とともに基礎代謝が下がっていきますから、太りやすい体になります。筋肉量を維持することで基礎代謝を維持し、体型を維持することができるのです。

そのために必要なのが筋トレです。

筋トレはジムに行って我流でやるのではなく、専門のパーソナルトレーナーの指導を受けながらシステマティックにやる方が効率的です。ジムに定期的に通っても時間とお金のムダ。これは私自身の経験から言えることです。

なぜなら我流でやっても、フォームが間違えていて効果が低く、トレーニングメニュも全身バランスよく組み立てられないからです。自分の目に見える胸筋や腹筋のような体の前面の筋肉だけではなく、背筋も鍛えるべきです。パーソナルトレーニングの効果を特に実感するのが背中(写真)の変化です。

また、血糖値などの指数が悪化すれば食事制限が必要になります。好きなものを食べるには、咀嚼できる丈夫な歯が必須です。

食生活に気を配り、歯を守るためには歯列矯正によって歯並びを調整して、メンテナンスしやすい状態にするのが良い方法です。

筋トレと歯列矯正の主目的はモテではありません(完全には否定しませんが・・・)。「健康寿命の確保」のために若いうちからコツコツやっておくべきなのです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年5月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。