自分の夫が保険料を払ってると思っている「3号専業主婦」は意外に多い?

アゴラ編集部

連合が第3号被保険者制度の廃止要請も視野に検討しているという報道から、第3号被保険者制度に注目が集まっています。そんな中で、自分の夫が保険料を払っていると思っている3号専業主婦は意外に多いという指摘が話題になっています。

第3号被保険者とは、厚生年金か共済に加入している第2号被保険者(主にサラリーマンか公務員)に扶養されている人で年収が130万円未満の人のことを指します。 第3号被保険者になると保険料を払い込む必要がなくなります。ちなみに、第1号はざっくりいうと国民年金です。

第3号被保険者の保険料は夫ではなく働いている全員が分担しています

フルタイムで共働き夫婦や自営業の夫婦は2人分払っています

いくら所得が少なくても個人事業主の妻は3号被保険者になれません

空前の人手不足の中で、この制度が主婦の働き方を制限していると批判されるようになってしまいました。

労働者も家族構成によって分断されるようになりました。ただし、そもそも連合は全ての労働者の代表ではありませんし、労働者はもともと分断されていましたが・・・。

https://twitter.com/jcp_seta_youth/status/1659511663140425728

そんなことより扶養控除を復活させてほしいという悲痛な叫びも聞かれます。

そもそも年金制度自体おかしいからぶっこわそうという意見も見られます。

ちなみに、国民年金保険料の金額は、所得の多寡にかかわらず1カ月あたり16,520円です。国民健康保険料は所得や自治体によって変わってきます。例えば年収200万円だと、介護保険も合わせ、年間で支払う保険料は176,000円程度(参考値)、月々に支払う保険料は14,700円程度(参考値)になります。この年収だと大きい負担かもしれません。

参考:年収200万の国民健康保険料はいくら? マネーキャリア

健康保険料は上がり続けています。サラリーマンの加入する健保より国保のほうが保険料が高くなる傾向があります。また、お金がない自治体や医療サービスが豊富な自治体は保険料が高くなる傾向があります。

これをきっかけに窓口負担などの支出との兼ね合いも議論されるようになるとよいですね。