ジャニー喜多川氏の性加害問題の本質とは何か?

ジャニー喜多川氏の性加害とは?

Twitterでジャニー喜多川氏の性加害に関して呟いた時、ある人から以下のような批判を受けた。その際、コメント欄に私が考えている点を触れておいたが、ここに改めて書かせていただく。

私のツイートはこちら。

この私のツイートに対して、以下のような反応があった。

ご本人がツイートを削除する可能性もあるので、念の為、スクショはこちら

私は刺激的な言葉を使っているので、このような反応があるのは、想定の範囲内。いやむしろジャニーズファンの多くで同様の反応を示す人は多いだろう。

曰く、子供達はどこまでも被害者であると言う視点だ。確かにその通りで、そもそもジャニー喜多川氏は小中学生を対象に性加害を繰り返してきた。

ジャニー喜多川氏にしてみれば、自分がシゴいたり舐めてあげることで、子供達を大人にしてあげてるくらいに考えているらしいが、カウアン岡本氏の証言や他の顔出し名前出しで証言している人の言葉にもある通り、それ以上の行為に及んだ事例も多いようだ。

断っておくが、男色趣味は日本でも昔からあるし、『薔薇族』や『さぶ』なんていうゲイ雑誌もたくさんあった。日本では密やかな性的趣味嗜好として、同性愛は厳然として存在してきたことも事実で、私はそれを否定するつもりは一切、ない。

男を見て興奮すると言うのはただの趣味で、それ以上のものではなく、そんなものは好きにすればいいし、放っておけばいい話だ。

ジャニーズ事務所Wikipediaより

ただジャニー喜多川氏が好んでいたのは、小・中学生や未成年の少年だったことが問題なのだ。
そもそもジャニー喜多川氏の性加害問題を取り上げたメディア記事は、1965年の『週刊サンケイ』に端を発する。

ジャニーズ性加害報道、最初は「1965年」 雑誌や書籍の追及はなぜ見過ごされたか

これは弁護士ドットコムニュースの記事だが、過去のジャニー喜多川氏に関する報道や裁判の中身について詳報していて、現在までの経緯を知りたいならこちらの記事をご一読されることをオススメする。

私のツイートを批判してこられた方は、今回の問題の本質をご理解されていないようなので、改めて私見を述べさせていただく。

今回、BBCの番組内容が発端となって、改めてジャニー喜多川氏の性加害問題が表沙汰になり、しかもそれが全世界に情報発信されることとなった。

Why is J-Pop’s Johnny Kitagawa still revered in Japan despite being exposed for abuse? – BBC News

世界的にはジャニーズが日本の男性アイドル界を牽引してきたことはよく知られているし、ジャニーズタレントがアジアを中心に一定のファンを有していることも知られている。また、ジャニーズが男性アイドルと言うジャンルにおいて、韓国を筆頭に影響を与えたことも知られている。

そのジャニーズを牽引してきたジャニー喜多川氏の裏の顔を暴露したBBC報道が、逆輸入された形で、日本でも地上波や大手メディアがこの問題を取り上げる格好になっている。

これまで1965年の『週刊サンケイ』記事以降、ことごとくメディアで無視されてきた内容に大手メディアが踏み込んだのは、当事者のジャニー喜多川氏が奇蹟に入られたことに起因しているのは間違いないだろう。しかも、ジャニーズのグループがことごとく解散したりジャニーズを脱退することが続き、ジャニーズ帝国の終わりの始まりを感じ取ったからに他ならない。

ましてや被害を受けた当事者が名前を出し、顔を出して暴露したことで、メディアとしてもそれを認めざるを得ない。

実はこの問題を最初に取り上げたのは、メディアではなくて、先日、議員辞職したガーシーこと東谷氏だった。既にYouTubeチャンネルはアカウント停止され、他のチャンネルもことごとくアカウント停止になっているので、その中身を知ることはできないが、ガーシー氏の発言を追いかけてきた人にはよく知られた話だ。

以降、

・責任の本質は、どこ?

続きはnoteにて(倉沢良弦の「ニュースの裏側」)。