ワクチンによる感染拡大と超過死亡を認めない人は作用機序を語らない

Inna Miller/iStock

推進もしないのにワクチン擁護の目的は何?

  • 推進する立場でも無いのにワクチンを何故擁護する?
  • 接種や接種推奨の過去の自分を肯定したいだけ?
  • 筆者の目的はコロナ禍から日常に戻ること
  • ワクチンで無意味に人が被害を受けることを止めたい

今更ワクチンを推奨しているわけでも無いのに、感染拡大と超過死亡をワクチンによるものでは無いと主張する方々がいます。「その主張の目的は何ですか?」と問いかけてもはっきりしません。ワクチンを接種したり推奨したりした過去の自分を肯定したいことが第一義で、それを明らかにすると恰好悪いのではっきりしないのだと筆者は見ています。

一方で筆者の目的は、コロナ禍から日常に戻ることです。ワクチンで無意味に人が被害を受けるのを見るのが嫌なのでそれを止めることを目的とし、ずっとワクチンが感染や重症化予防に対して逆効果で害だと主張しています。

ここでは二つの統計情報と共に、反対の立場の方々が絶対に解説しない「作用機序」も混じえて解説します。

異なる双方の主張を見て考えるのは読者の方々の役割です。

接種数に呼応する新規陽性者増・コロナ死者増・超過死亡増

  • 接種数に呼応して新規陽性者増・コロナ死者増
  • 超過死亡(例年比の死者増減)は2020年、ワクチン無かった年はマイナス
  • 接種開始後の2021年からは、接種数に呼応して超過死亡も増加

グラフは横軸が時間推移で、2020年から宣言解除までを示しています。縦軸は上から新規陽性者数、コロナ死者数、超過死亡数です。陽性者も死者も接種に応じて増えていると捉えるのが普通の感覚でしょう。

超過死亡数は例年と比べてのコロナ以外も含む死者数の増減です。3番目のグラフにおいて、コロナが流行った2020年にはマイナスの値を示しており、つまり例年よりも死者が少なかったことを示します。

2021年からずっとプラスの値になっているということは、例年より死者が多くなったことを示しています。2021年はワクチン開始時期です。また2022年の 2番目の波、つまり3回目接種から、陽性者・死者・超過死亡の波ともよく呼応しています。

過去40年分の全てのワクチン被害を超える

  • 予防接種健康被害救済制度の認定者数は3500件以上、死亡50人以上
  • 過去40年分の全てのワクチン累計を超えることは確実で、史上最悪の薬害
  • 厚労大臣が被害は接種によるものと認めたときに認定される
  • つまり因果関係は認められている

コロナワクチンの予防接種健康被害救済制度の認定者数は過去40年分の全てのワクチンを超えるでしょう。何故、未だに中止しないのか不思議なレベルです。

左の二つのグラフは累計で、新型コロナワクチン健康被害認定2,398人、うち死亡認定53人であることを示しています。一方で過去44年間の全ワクチンでの健康被害認定3,522人で、うち死亡認定151 であることを示しています。

そして審査未了が4000件以上もありますので、過去のワクチン薬害の累計を超えることは確実です。間違い無く史上最悪の薬害です。

またよく誤解されますが、法律の条文によると厚労大臣が被害は接種によるものと認めたときに救済されます。つまり因果関係は認められています。因果関係は認められていないという話は副反応報告制度と混同しているのでしょう。

結局のところメディアが騒がないと国民が騒がないということでしょう。国民やメディアがコロナは怖くワクチンは素晴しいという立場に一度立ってしまって、ワクチンに否定的な報道をメディアができなくなったのでしょう。

設計ミスの作用機序

  • 全身でスパイク発現、キラーT細胞による細胞傷害(破壊)
  • 同じく全身へのNK細胞による抗体依存性細胞傷害ADCC
  • 接種時の免疫抑制、他の感染症や癌の進行
  • 頻回接種(今後はレプリコン)でIgG4化、免疫寛容、血栓
  • スパイク標的でADE

ワクチンとは無関係に、細胞性免疫や液性免疫の働きを図解


mRNA型コロナワクチンには沢山の問題点、そもそものミスコンセプション、設計ミスがあります。ワクチンを擁護する人達はこのことを語りません。代表的な問題のある作用機序としては上に書いたものなりますが、問題点は他にもLNPの毒性、シェディング被害疑惑、やDNA混入疑惑と枚挙に暇がありません。

詳しくは @molbie08氏の解説村上名誉教授の解説動画注1)を見て頂けるとよいのですが、要は、mRNAワクチンは接種部位に留まらず全身に巡り、正常細胞にスパイク蛋白を発現させ、免疫の仕組みによって正常細胞も含めて破壊されるということです。

正常細胞が破壊されると部位が炎症を起こします。心筋炎が有名ですがどの部位だって炎症を起こしえ、最悪は死に至ります。そうならないために免疫抑制が行われます。すると今度は帯状疱疹など他の感染症や癌が進行します。

また2回や3回といった頻回接種により抗体のIgG4化が起こり免疫寛容という現象が起き、スパイク蛋白に対して免疫が反応しなくなります。これでコロナ感染による重症化は防げるのですが、逆にウイルスが排除されなくなり、ウイルス増殖により本人には自覚症状無くとも徐々に弱っていき老衰により亡くなる場合もあると考えています。またIgG4 抗体が抗原抗体複合体を作り血栓の原因になると考えられています。

接種でが死亡増のファイザー治験結果もFOXで放送

  • 現象説明に論文必要? 教科書に書いてる、もしくは容易に推測可能
  • ファイザー治験論文を根拠に全死因死者は接種者が23%多いとFOXで報道
  • 国内データだけでなく海外データや論文も参照して自ら考えて欲しい
https://twitter.com/Tamama0306/status/1662152766796750848

「論文は?」とすぐに言ってくる方がいらっしゃいますが、ワクチンが逆効果である機序は教科書に載っている話、もしくは容易に推測される話です。論文がわざわざ必要でしょうか?

ただ別途、機序の結果を上手く説明する論文は有ります。

2021年7月にファイザー6ヶ月追跡論文注2)が出ました。2023年5月にはFOXニュースでも論文の治験結果を元に、死者に至っては接種者の方が23%多いと報道しています。ここでFOXニュースは米国最大級の視聴者を誇るケーブルTV報道局です。

論文から作成した上の表は筆者も何度もツイートしており、概ねFOXの報道通りです。2万人にワクチン接種して、コロナ死者は2人から1人になっただけですし、全体の死者は14人が18人(15+3)の29%増 (動画では 23%増と言及)となっていることが分ります。またFOXでは言及されていませんが、コロナ重症者を29人減らしても他の病気での重症者を100人以上増やしていることも示されています。

教科書から推測される機序を上手く説明する結果であり、また最初に示したグラフの説明にもなっていると考えています。

厚労省が提供する国内データだけでなく、基本的な教科書的な作用機序の智識、海外データや論文など広範な情報を取得し、自ら考えて欲しいと筆者は考えています。また言説を語る人が何を目的としてどんな情報を無視して語っているのかも含めて見て欲しいと考えています。

最後に、この記事に反論らしき記事が出るかもしれませんが、筆者の書くことはいつも同じです。

読者の皆様が、異なる双方の主張を見て、御自分でお考え下さい。

【参考文献】

注1)ニコニコ動画 東北有志医師の会, 村上康文名, “<緊急座談会>3,4回目ワクチン接種をすすめない理由,” 2023/08/09

注2)THOMAS, Stephen J., et al. Six Month safety and efficacy of the BNT162b2 Mrna Covid-19 vaccine. MedRxiv, 2021.