まさかの解散権は立憲・泉健太代表へ移行して「維新解散」か?

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

会期末らしくザワザワとする中、昼にフジテレビが打った特報でさらに永田町はてんやわんやとなりました。

【独自】16日内閣不信任なら“即日解散” 岸田首相が表明検討
https://news.yahoo.co.jp/articles/eae1545598f3c6a564d7790f7e5a593c686bec04

>FNNの取材で、岸田首相は、内閣不信任決議案が16日に提出されれば、その日のうちに解散を表明することを検討していることがわかった。

「取材でわかった」って情報ソースどこーーー!

半信半疑ながら、こうなると一気に風が吹き荒れるわけで。

正直、任期の半分以上も残っているこの段階で、内閣不信任案というトリガーなしで解散に踏み切るのはほぼ不可能だと思われます。いくらなんでも大義がなさすぎて、唯一の理由は「勝てそうだから」だけです。

そこで野党の不信任案に敢えてボールを預け、「ここまで総理が踏み込んでて、それでも野党が不信任案を出したら解散でもしょうがないよね?」という流れを作っているようにも見えます。

【報告】衆院解散か 与野党で神経戦の様相 立憲党内「我々をもてあそんでいる」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000303261.html

総理の専権事項であるはずの解散権が、野党第一党の党首に移行されるという珍事件を受けて、蜂の巣をつついたような騒ぎになる立憲民主党。。

ここまでコケにされて不信任案を出さないわけにもいかないでしょうし、挑発だけして「本当にただの挑発で、弄んだだけでした!」という展開もありえるし、これはもうわかんねえなとしか言いようがない展開であります。

なお、内閣不信任案を受けての返す刀解散だとしても、大義は相当に薄いと思います。毎年出てくる不信任案の度に衆議院解散をするわけじゃないですから、やっぱりいま選挙をやりたいだけの言い訳にすぎません。

いまやっても自民党がこれ以上議席を伸ばすことは考えづらく、勢いのある維新に準備をさせないための

維新潰し解散(維新解散)」

ということになるでしょう。それは実は、自民と立憲民主党の思惑が一致するところでもあると…。

そこまで警戒されるのは本懐と捉えて、迎え撃つ準備を進めてまいります。

動画でもコメントしました。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年6月14日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。