ル・クラランス 15回目(パリ8区)

愛しの「ル・クラランス」、15回目の訪問。

愛するサロンでアペリティフ、と思ったら、フランスきっての美食倶楽部に借り切られているので、直接ダイニングへ。

春らしいフルーティーな軽やかさが素敵な、ブノワ・デウ”イニシアル”で乾杯し、定番のツブ貝、グジェール、バルバジュアン、グリッシーニ。

マグロ・カプシーヌ・カラスミ、ラングスティヌ・ニワトコ・ルバーブ、サバ・コロナータ、2枚ガイ・カリフラワー、マトウダイ・サーディン・ブロッコリー花、

白アスパラガス・カヴィア、牡蠣・コンソメ・梅干し、リ・ド・ヴォー・サーディン、トロカマ、仔羊鞍下肉・イカ墨・グリーンピース・ポムスフレ、仔羊背肉・タコ、マリトッツオ・ブラータ・モルタデーラ。ブリオッシュフイユテと、数ヶ月前から変わったバターも忘れずに。

いつもながら、痺れるおいしさの連続。

全部素晴らしい中、圧巻の味にみんなで興奮したのは、甘くジューシー極まりない白アスパラガスを、極薄イカ墨衣に潜らせてさっくり揚げたテンプラ&塩代わりのカヴィア、悶絶もののおいしさに泣きそうになる仔羊背肉(タコフライ乗せ)、頭がくらっとする食感、風味、香りのブラータとモルタデーラのマリトッツオ風。

おいしさが、凄まじい。

いたいけな乳飲み仔羊に、感動。

めくるめく塩味のおいしさを堪能したのち、愛するサロンに場所を移して、デセールタイム♪

初めてこの店に来た女子二人、目がハートになる。そうだよね、私も初めてここに来た時、夢中になってずーっといた。

諸々デセールに加え、世界有数の大学で物理学博士号取ったばかりの知人娘を祝して、おめでとうケーキ♪

4時間半の夢時間。

クリストフ最高!ル・クラランス最高!


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年5月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。