次の解散総選挙タイミングは10月22日(日)投開票?

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日は昼過ぎまで荒天だったため、街頭演説会はやむなく延期しましたが、雨が上がったあとは車両遊説を行いました。

通常国会での解散は見送られたものの、次は臨時国会の冒頭解散→10月22日(日)投開票と予測されており、まったく気が抜けない状況が続くことになります。

なぜ10月22日(日)投開票で衆議院解散総選挙の可能性が噂されるのか?というと、ここで参議院の補欠選挙が行われるからです。

確実に国政選挙がある日が決まっているのに、こことあえてずらすような日程で解散を打てば「二度手間」「税金の無駄遣い」という批判が巻き起こることは必至で、秋にやるとしたらこの日程一択ということになります。

自民・高野氏、参院議員辞職を表明
https://sp.m.jiji.com/article/show/2963983

自民党議員の不祥事→議員辞職によって行われる参議院補欠選挙。しかし意外と仕組みが知られていないので、今日はこの点を簡単に説明したいと思います。

まず参議院選挙区においては、選挙区の定数の4分の1を超える議員が辞職したときに補欠選挙が行われます(公職選挙法113条)。

今回辞任した自民党議員の選挙区は1人区だったため、辞任した瞬間に補欠選挙が確定となりました。2人区や3人区でも、1名が辞任したら補欠選挙となります。

そして、欠員が生じて補欠選挙となった場合の投開票スケジュールは予め定められています(公職選挙法32条)。

9月16日~3月15日の間に欠員が生じた場合
→4月の第4日曜日を投開票として実施

3月16日~9月15日の間に欠員が生じた場合
→10月の第4日曜日を投開票として実施

となっており、今回は6月に議員辞職が発生しましたから、10月第4週の日曜日である22日が投開票日として確定しているわけですね。

というわけで、上記の日程で岸田総理が解散を打つとすれば、9月下旬には臨時国会を招集して冒頭解散するしかないというのが物理的な事情になります。

長いようで短い夏、候補者擁立や公約立案を含めてしっかりと準備を進めてまいります。

それでは、また明日。

mizoula/iStock


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年7月日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。