静岡・国道の橋げた落下で2人死亡:ありえないミスに日本の現場は大丈夫?

アゴラ編集部

静岡市清水区の国道1号静清バイパス「清水立体工事」の工事現場で建設中の高架道路の橋げたが落下する大きな事故が起きました。組み立てた橋桁を橋脚の上に移動する途中で起きたとされています。橋げたは重さ約140トン、長さ65mの大きさでした。

国土交通省は全国で国が行っている同様の工事について作業を一時中止し、安全点検を行うと発表します。

NHKより

橋げたを定位置に降ろす「けた降下」という作業が行われていました。「けた降下」はサンドルと呼ばれるまくら木を撤去しながら、油圧ジャッキで徐々に降ろしていく工法です。その際に橋げたのバランスが崩れ、落下したとみられています。

「ありえないミス」に土木業界もに驚きが広がっています。

過去にも同様の事故は起きていますが、教訓は生かされたのでしょうか。

日本のものづくりの現場に重大な変化が起きているのでしょうか?

建設業界は作業員・監督ともに人手不足がとくに深刻です。今回の件も人員不足に起因するのでしょうか。

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ますます苛酷な職場環境になっているという指摘もありました。

「コンクリートから人へ」の影響もあるのかもしれません。

職人不足によって、ヒヤリハットも増えているのでしょうか。

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現業職への正当な評価を取り戻すべき時期ではないでしょうか。

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