出口里佐です。
本日は、私の住んでいる自由が丘のイタリアンレストラン、mondo(モンド)をご紹介します。
モンドは、自由が丘駅から徒歩10分ほどの、静かな住宅街の奥まった所にあります。初めて行く時は迷うかもしれません。私達も最初は、お店の前の道を行ったり来たりして、最後はお店に電話して、たどり着きました。ホームページにも、「迷ったなと思ったら、すぐに電話してください」とありました。まさに隠れ家という雰囲気です。
モンドの目印は、エントランスに続いている小道の入り口にある、ガラスのオブジェ。昼は目立ちませんが、夜になると、ライトの電源がオンになるので、幻想的に見えます。ビー玉のようなカラフルなガラス玉が埋め込まれている、小道を進んで行くと、降りていく階段があり、そこからは、もうお店の厨房の窓と、エントランスが見えます。
お店に入って席に案内されると、その日のメニューがテーブルに。メニューの右側のイラストは、その紙ごとに違うものが描かれているので、それを見るのも毎回の楽しみです。
- お野菜のスープとオリーブのフリット
- もくじ
- 銚子一山いけすハマグリのフリット
- 甘鯛のクロッカンテ、アーティチョークのズッパ
- 冷たい ”フェデリーニ” 太刀魚とリサトマト
- ”ニョッキ” ホワイトアスパラガスとルーラルカプリ農場のフロマージュブラン
- フランス産鴨胸肉とお日さま農園の新玉葱
- スイカとヨーグルト
飲み物は、夫はイタリアのクラフトビール、バラデン・ナチオナーレ、私は、ブラッドオレンジジュースとガス無しのミネラルウオーター。しかし、モンドはイタリアやフランスのワインが充実しているので、ワインが飲める方ならソムリエさんと相談して、その日のお料理に合うワインを飲んでくださいね。
お野菜のスープは、厨房で出た野菜の切れ端などをスープにしているもので、毎回少しずつ味わいが違います。デミタスカップに入っているのを飲み干すと、野菜の滋養分を身体に取り入れた感覚がします。オリーブのフリットは、オリーブに、お肉が中に入っています。揚げたて、熱々。ビールやワインが進むと思います。
「もくじ」というのは、その日に出される食材をちょっとずつ紹介している1皿のお料理です。グリーンアスパラガスのピクルス、フレッシュな甘鯛、太刀魚、フロマージュブラン、鴨胸肉が一同に。期待が膨らみます。
ここで、モンドの自家製パンが5種類、バスケットに入って登場します。これも焼きたて、熱々なので、やけどしないようにゆっくりいただきましょう。
ハマグリのフリットは、柔らかで、味わい深く、緑鮮やかなアスパラガスが色のアクセント。
甘鯛のクロカンテは、カリカリのウロコ揚げ。さっぱりしたソースにイタリア産アーティチョークの素揚げが下に敷かれています。
トマトソースの冷製パスタの上に、ベレー帽のようにかっこよく乗っかっているのは、グリルしてぷっくりと香ばしい太刀魚。
焼いたホワイトアスパラガスが短くカットされて、白いニョッキと同じ大きさで、フロマージュブランのチーズソースのなかでゴロゴロしているのは、美味しそうで可愛い風景です。
メインは、柔らかに、完璧なピンク色に火入れされたフランス産鴨胸肉。添えられているのは、山形県のお日さま農園の新玉葱のソテー。ナスタチウムの葉が可愛くお肉の片隅に乗っています。
お日さま農園の野菜はとても味わい豊かなので、3年前、コロナの時にモンドがレストラン営業の代わりにテイクアウト販売をされていた際、サラダ用野菜セット(モンドの特製ドレッシング付)を何度も買いに来ました。
デザートは、スイカとヨーグルトのムースにバニラアイスも中に潜んでいました。この日は、私達の結婚記念日が近かったので、デザートプレートの周りにイタリア語でメッセージを書いてもらいました。お店から、ピンクのトロピカルな感じのお花、デンファレをいただきました。お誕生日や、お祝いの時は、予約の際にお願いすると、デザートにプレートメッセージの対応をしてくれます。お誕生日の時は、ちょっとまた別の楽しい演出があったような記憶があります。
最後は、小さい焼き菓子が登場して、食後の飲み物を選びます。ディナーで行った時は、いつもハーブティーをお願いしています。もちろん、コーヒー、エスプレッソ、紅茶などもあります。
自宅の近所で1〜2ヶ月に1回は夫と訪れています。本当に美味しいので、東京のイタリアンでは私の最もお気に入りのレストランです。
お値段が比較的手頃なランチもあります。週末は予約が取りづらいようですが、ぜひ、予約をして訪れてみてください。
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