赤坂・六本木界隈を昼間からよく歩いているせいか、ランチタイムなどに、いきなり道で声をかけられることが少なくありません。
知り合いであれば、もちろん路上で立ち話をしたりします。悩ましいのは、向こうは知っているのに、こちらが知らない人から声をかけられる場合です。
書籍やブログで顔出ししたり、セミナーや講演をやっているので、こちらは面識がないという場合も割と多いのです。
大概の場合は「もしかして、内藤さんですよね。ブログ読んでます」といった感じで話かけられ、短い言葉を交わす程度です。
困るのは「私のこと、覚えていますか?」と話しかけられるパターンです。
セミナーで一度しかお会いしていない方や、パーティーで名刺を頂いたといったくらいでは、さすがに記憶はありません。失礼ながら、お名前どころか会ったことすら覚えてないのがほとんどです。
しかも、私は人並み外れて記憶力が弱いので、人の顔を覚えるのも非常に苦手なのです。
仕方ないので
「あー、もちろん覚えていますよ。、、、ところで、どこでお会いしましたっけ?」
などと、意味不明な返答をするしかありません。それに対して
「10年前に大阪のセミナーでご挨拶させてもらいました」
と言われても、結局思い出すことは出来ないことが大半です。
逆の立場だったりすると、自分がファンのアーティストに覚えてもらっていると勝手に期待して、「私のこと、覚えていますか?」などと話しかけてしまうことがあります。
そんな時、笑顔を絶やさず、私の機嫌を損ねないように、上手に対応するタレントさんは、さすがだなと感心します。
不思議なのは、私の場合は話しかけられるのが若い女性であることはほぼ皆無で、シニアの男性であることが圧倒的であることです。
実は、今日も溜池山王で信号待ちをしていると、不意に話しかけられました。やっぱり私と同世代の男性でした。果たして、どこでお会いしたのか?しばらく考えても、やっぱり思い出すことはできませんでした。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年7月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。