「冷やしみたらし団子」完売はマツコのせいだけではない

昨年のブログにも書いた赤坂の老舗和菓子店「青野」さんの夏季限定冷やしみたらし団子は、今年も大変な人気になっています(写真はネットから)。

今年は出遅れてしまい、7月に入ってそろそろ食べたいなと思って調べてみると、遂にネットからの予約だけになってしまいました。

「冷やしみたらし予約サイト」というお店が作った予約画面を見ると、何と8月末まで全て完売となっていました。

このみたらし団子は、味わいは通常のものと変わらないのですが、キンキンに冷やしても固くならず、夏の冷菓として最高です。数量限定でなかなか手に入らないため、暑い日にお土産に持っていくと大変喜ばれます。

完売で諦めていたのですが、画面を見ていると時々表示が変わることに気が付きました。どうやら、予約した人が直前にキャンセルすることがたまにあるようです。

1時間ほど画面をチェックして、翌日のキャンセル分を確保することができました。

それにしても凄い人気です。昨年の7月にテレビバラエティ「マツコの知らない世界」で紹介されたのがきっかけで大人気になったようですが、毎年ここまで続くと、もはや夏の定番商品と言っても良いでしょう。

作るのに手間がかかるのか、あまり儲からないからなのか、あるいは需要が爆発して生産が追い付かないのか。理由はわかりませんが、この商品は品薄状態が恒常化しています。

手に入らないと言われれば言われるほど、食べてみたくなるのが人情です。そして、このブログのようにSNSで情報が拡散されて、更に買えなくなってしまうのです。悪いのはマツコだけではありません。

青野の冷やしみたらし団子は、伊勢の赤福と並ぶ、私が食べたいと思う数少ない甘味です。

そして、どちらも2日しか日持ちしないというのも共通しています。鮮度が命の餅菓子です。

予約できた受け取り時間は午前中なので、お昼までに赤坂の青野本店まで取りに行ってきます。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年7月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。