ポルトガル大使公邸でランチ(パリ16区)

ポルトガル大使公邸でランチ。

2月、世界最優秀ソムリエコンクールのガラディナーでテーブルが一緒だった縁で、お招きくださった。

美術館さながらの、とても美しい邸宅。ショコラの老舗メゾン”ムニエ”ゆかりの邸宅だそう。大きなサロンと、広大な応接サロン、そしてディナーダイニングとランチダイニング。どの部屋も美しすぎる。

美術鑑賞後、応接サロンで白ポルトでアペリティフ後(グラス、とっても好み)、サンルーム風のダイニングへ。

クラシックな装飾に、天井の小ンテンポラリーアートがかわいらしいアクセント。

ゴアで作られた、古いジュエリーケース。

応接セットが四つくらいあったかな。見惚れて興奮して、ちゃんと細部まで見られなかった。

白ポルトで乾杯。とっても好みのグラス

魚介と野菜を愛するポルトガルと日本をイメージした、というメニューは、にんじんフラン、スズキのグリル&コリアンダーライス、ポルトガル産牛&羊&山羊チーズ、グルテンフリーオレンジロール。コリアンダーライス、おいしっ!ポルトガルはコリアンダーを多用するそうで、しかも彼の地のコリアンダーはフランスのものより風味が強いのだとか。

ワインは、料理にアレンテホの白、デセールに赤ポルト。

食器もグラスも、細部の細工が美しく、古風でエレガントで素敵~。

お土産に、さださんのショコラと、リッツ・エスコフィエで作った抹茶マカロンが食べ頃になっていたので余興に持って行ったら、”マカロン、カフェと一緒にいただきましょう”と大使夫妻。おいしい!と喜んでくださる。(お教室のマルタン先生、ありがとう~)

大使は去年まで、中国のポルトガル大使をされていた。日本の垂水大使と仲よしだったそうで、垂水大使撮影の写真をプレゼントしてもらったんだよ、と、大切に飾っていらっしゃるのを見せてくださる。素晴らしい写真!

大使同様、魅力あふれる大使夫人。ポルトガルと日本とフランスの、食、ワイン、歴史、アートの楽しいおしゃべりに満ちた特別な時間に、オブリガーダ。

ポルトガル行きたい~。

帰り道。すぐそばの、ピルー邸こと”サン=ジェームス・パリ”に寄って黒猫ピルーを探すも、見当たらず。

残念〜と思いながら、家路に着くと、ご近所レストラン猫ちゃんに久しぶりに遭遇。お庭から飛び出し、路上に出てる。危ないよ、お庭に戻りな。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年5月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。