大阪万博、パビリオン工事が進まず:電通不在で開催危ぶまれる事態に

アゴラ編集部

2025年大阪・関西万博に出展する国内パビリオン25件のうち、3件で建設業者が決まっていないことが明らかになり、関係者以外にも衝撃が走っています。

万博の準備の遅れの大きな要因は予想を遥かに上回るコスト増という見方が一般的なようです。あとは建設業界の人手不足。

海外のパビリオンは一つも建っていないどころか7月の段階で工事の申請もされていないという衝撃的な事態になっています。建設業界のせいというよりか根本的には杜撰な計画が大きいようです。

万博HPより

国内のパビリオンですら確認申請が8件だけとなっています。

工事が完了する見通しは立っているのでしょうか。

経済産業省は海外パビリオンの工事を受注した国内の建設業者が対象の貿易保険を作りました。

夢洲は1991年に埋め立てが許可された人工島なので地盤にも問題があるそうです。問題のなかった豊洲市場よりはよっぽど立地が不適切なようです。

こういった会場の建物は仮設建築物ですがさらに進化して参加国が内外の装飾だけで済むような「建て売り方式」が検討されているそうです。

働き方改革どころではなく、もはやなりふりかまっていられません。

これで海外のゼネコンが入ってくるようなことがあれば、閉鎖的とさんざん言われた建設業界の改革にはなるかもしれませんが、このタイミングは・・・。

意外にも公式キャラクターのミャクミャクは記憶に残りそうです。

国家の威信が国家の墓標になってしまわないか心配です。