エフルッシ・ド・ロスチャイルドのヴィラ&庭園(サン=ジャン・カプ・フェラ)

コートダジュール、お仕事終了。延泊♪

久々に、サン=ジャン・カプ・フェラの”エフルッシ・ド・ロスチャイルドのヴィラ&庭園”。この館と庭園、昔からだーいすき。4月にニースに来た時、行こうと思ってたのだけれど時間切れで叶わず。久々の訪問に張り切って、オープンの30分近くも前に到着しちゃう。

すでに多くの車と人の出入りで賑わっているエントランス。何かのイベントかしら?と訊ねると、今夜ここで結婚パーティーが開かれるそう。うわぁ、あの素晴らしい館と壮麗なお庭でのウェディング!どんなにか華やかなことでしょう。

ロスチャイルドに生まれエフルッシと結婚したベアトリス・エフルッシ・ド・ロスチャイルドが20世紀初頭に建てたヴィラは、彼女の見事なアートコレクションと美意識に包まれていて、生前の暮らしを想ってうっとりする。

7ヘクタールの庭園もこの敷地の魅力。ベアトリスが生きていた頃はフランス庭園のみで、スペインや日本、プロヴァンスやバラなど他の庭園は、死後、敷地&コレクションが芸術アカデミーに寄贈されたのちに整備したものだそう。

バラガーデン、盛りは過ぎているものの(4月末にバラ祭りやってた)まだかすかによい香りを漂わせてる。

邸宅内もお庭も、夜のパーティーに向けてすごい規模のセッティングを行なっている。華やかで美に満ちた結婚式、覗いてみたいな。

大きな花屋が開そうなほどのお花が運び込まれてる。

ニースを中心にいくつかあるカップ(岬)。アンティーブもマルタンも、ここフェラも、たくさんの大邸宅が木々の奥にひっそり隠れているとても素敵な憧れのエリア♪


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年6月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。