スタバで会社員グループが隣りに来ると憂鬱になることが多い理由

Nadya So/iStock

スターバックスには頻繁に出かけますが、混んでいると、知らない人と隣り合わせになります。

隣が1人で座って仕事や資格の勉強をしている人だったりすると、無言で静かなのでホッと安心します。

逆に外国人の場合1人なのに携帯電話で大声で話し始めたり、携帯でビデオ会議をする人までいます(日本人もZOOM始める人がいたりして、例外ではありません)。

ただ、外国人の場合、言葉がわからなければ、ただうるさいだけです。憂鬱になるのは、日本人の会社員グループのネガティブな会話が聞こえてくる時です。

同僚同士が集まると、楽しい会話よりもむしろ、あまり聞きたくないような話をしているのが耳に入ってしまうことが多いのです。

例えば、今週隣にいた3人組が昼休み時間帯に話していたのが、午前中の社内ミーティングについての会話です。

まず、他人批判です。

その場にいないメンバーのミーティングでのプレゼンの態度や、仕事の進め方等について声を揃えて批判をしています。的を射た指摘なのかもしれませんが、欠席裁判は聞いていてあまり気持ちの良いものではありません。

また、自己正当化も見苦しいものです。

実はこうしたかった、上司にはこう言うつもりだった、などという言い訳は、カフェでストレス発散しても何の問題解決にもなりません。

更に、会社や仕事に対する不満や愚痴も聞こえてきます。

労働市場が流動化し、昔に比べてはるかに転職は簡単にできるようになりました。現状に不満があるのであれば、愚痴るよりも行動すべきでしょう。

カフェは自由におしゃべりする場所ですから、隣席の人たちの会話をやめさせる権利は私にはありません。

仕方がないので、静かに別の席に移動することしました。

幸いなことに、週末になると会社がお休みになるせいか、この手の会社員グループが放つネガティブオーラは消えてしまいます。

せっかくリラックスするためにやってきたのですから、周囲の雑音に惑わされない場所で、静かにハッピーに過ごしたいものです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年8月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。