「30代男性未婚率は所得で最大4倍の差」が示す未婚問題の不都合な真実

男性の「生涯未婚率」は28.25%に上昇していますが、2023年度の年次経済財政報告(経済財政白書)によると「生涯未婚予備軍」である30男代男性の未婚率は、所得によって4倍もの差がついてしまっているそうです。

「生涯未婚率」は50歳の男女のうち一度も結婚したことのない人の割合を指します。2020年は男性は28.3%、女性は17.8%となっています。

持てる者がさらに富むという現状の構造に疑問の声も。

経済的弱者である可能性が高い未婚者に独身税をかけるのは本末転倒ですが、減税したくらいで結婚し始めるでしょうか・・・。

女性と男性の未婚率の差はそれぞれの人生観を表しています。

出生率自体は下がっていないのではという指摘も。また、氷河期世代でも結婚しているのに、今の30代が結婚をためらうのは所得だけの問題なのでしょうか。

所得の多い女性がさらに高い年収の男性を結婚相手に求める傾向が強まっています。

日経新聞の分析にも疑問の声が・・・。

解決策はなさそうです。各自の選択ですから・・・。

一方で、早婚派が増えているとかいないとか。

経済財政白書は「出産後の女性の所得減を抑えることが女性が結婚相手に求める年収の低下につながり、結婚へのハードルを低くすることが期待される」と分析していますが、ほんとうの原因を指摘するのは内閣府も日経新聞も怖くてできないのかもしれません。