表示速度が遅すぎる、そんなサイトが多すぎる。自分でチェックしよう

Web集客が難しい時代にさらに難しいWebとは

珍しく仕事のお話。

わたしの新しいクライアントさんのWebサイトなんですが、数年前にリニューアルしたのでしばらくはこのままいくということで、そうですかと言っていましたが、どうも遷移がわかりづらく複雑。ある日のこと「御社のサイトはめちゃくちゃ遅いですね」と言われたと相談がありました。

Googleにサイトの速度を計測するサービスがあります。

これで計測しますと・・・携帯電話では・・・・

ちょっと待って、これ・・・・

みたいな・・・黄色が50以上なんでせめてこれ以上のパフォーマンスが欲しいところですが、これはちょい酷すぎ。時間を変えても同じ。サイトの反応速度がこれだけ遅いとSEOとかの前にそもそもせっかく訪れてくれた人の離脱率がヤバいことになります。

制作会社に問い合わせたところ「別に問題ない」(たぶん分からない)という回答が来たと言うことで・・・・。ついにうちで引き上げてチューニングをすることになりました。

サーバを移設してCDN(キャッシュサーバ)を設定したりしましたが、なんとかこれくらい

エンジニアが調べた結果ですが、

使っているWordPressのテーマがかなり特殊で、テーマでJavaScript関連のライブラリの多用が原因でした。

試しに重要でないJavaScriptとcssを削除(CDNは無効のまま)するとやや改善。また日本語フォントの多用やほかにもいろいろと問題があり、調整しても限界があることが判明。おそらくあまり詳しくないデザイナーかコーダーが習い覚えたJavaScriptをめったやたらに搭載しまくった結果と思われます。

ほかにもサイト設計上の導線の問題が多々あるため、根本的にリニューアルした方が早いと言うことも判明しました。

まあ、こうした事例が実は ネット上にゴロゴロしているわけです。

どんな企業のサイトに多い傾向が?

これは自分の体感値でしかないのですが、大手さんやIT企業のサイトはこのあたりはお金もノウハウもあるので問題がないところが多いです。うちでやってる他社さんでは

こんなところもあります。遅いなあと一目で分かるのはこんな感じ

・士業系・・・おそらくクライアントがリテラシーが低くて気づかない
・古い・・・・制作したのがかなり前の感じ
・増築しすぎ・・・・不要なものが積み上がっている
・PC用に作ったもの・・・・そのままスマホ用にレスポンシブで表示
・古いテーマの使い回し・・・・1社で同業をたくさんやっててみんな同じ
・適当・・・リンク切れやURLのおかしなところが散見
・設計ミス・・・階層が異様に深い

特徴があります。初期費用を聞くと結構高い・・・まあ、それは納得して払ったのならいいのでありますが、とりあえず現状のままでは問題多し、みたいな感じです。

そこではじめます。サイト診断ライト

そんなわけで、こんな小ネタをはじめます。名付けて、

サイト診断ライト!!! 50000円(税抜き)ポッキリ

私1人だと単なる感想になってしまうので、SEOの専門家のTさんと組みます。

あくまで外から見たときの評価(単価が安いのでanalyticsなどは見ません)です。

・サイトの速度、バックリンク、などのSEO的総合評価
・サイトUI、ターゲットセグメンテーション、使いやすさ
・ほか、ECの場合はほしい商品への到達しやすさ
・SNS運用

というメニューです。ご依頼から入金を確認してレポート作成に1週間いただきます。

ご依頼はライン公式からお願いします。

よくある営業会社のように何が何でも「こんなに点数悪いから当社にサイトのリニューアルやらせろ」的な営業はしません。いいものはいいとはっきり言います。

自社のサイトがどうなのか外からの評価が知りたい方、リニューアルすることは決めていても、自体的にどこをリニューアルしていいのかわからない場合はお役に立てるかと思います。

さて、わたしのオンラインサロンの塾生であり、YouTubeにも登場して頂いたがんのまともな専門医である押川先生の漫画が出ました。

わたしも買いました。がんの世界はトンデモ治療が溢れていて、死ななくて良い人がお金をむしられて亡くなっています。身内でがんになった人がいたらこのマンガを絶対読むべしと思います。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年9月5日の記事より転載させていただきました。