「テスラ」と同レベルのEVは日本車ではなく「ヒョンデ」

来年晴海に引っ越すのを機に、実用的に乗ることができる車を買おうと思っています。

私は現在3台車を保有しています。1台は故障が怖くて遠出ができない1964年製のクラシックカー、残りの2台は投資用に保有しているキャンピングカーです。実質的には車なしの生活をしています。

確かに東京の都心部に住んでいる場合、車は全く必要ありません。普段の生活は、公共交通かタクシーで充分です。

自家用車の場合、駐車スペースを毎回探さなければならず、むしろ不便であったりします。

今回車を買おうと思うのは、EV(電気自動車)に乗ってみようと思ったからです。新しい引っ越し先の駐車スペースにEV電源があり、久しぶりに出かける際に使ってみようと思いました。まあ、ある種の人体実験です。

ありがちな選択肢としてテスラのモデル3を購入しようと思っていたら、車に詳しい専門家の方からヒョンデが良いと勧められました。

「ヒョンデ?」

名前すら聞いたことがなかったのですが、調べてみるとかつてのヒュンダイ(現代)が日本市場から撤退し、数年前から再びヒョンデの名前で進出しているようです。

IONIQ5
Hyundai Mobility Japanホームページより

デザインを見ると、ロボットのようなユニークな外観で、価格もテスラに比べると割安です。

何より日本でほとんど見かけることがなく、テスラのようにありふれた車にならないところが気に入り、まずは試乗してみようと思いました。

カー・オブ・ザ・イヤーなど各種の受賞歴のある実力のある車のようですが、日本では人気がさっぱりのようです。やはり、日本では韓国車や中国車に対する偏見がまだまだ強いようです。

私はむしろ日本車の画一的なデザインがあまり好みではありません。せっかくの機会なので、先入観なく良い車を探してみたいとあれこれ調べています。

駐車場のサイズの問題で、ポルシェのタイカンは無理なのが残念です。またロータスに乗る勇気はありません。

10代の頃から三菱、サーブ、アルファロメオ、メルセデス、ベントレーと乗り継いできた車ですが、ブランクを経て、次を何にするかあれこれ考えるのは楽しいものです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年9月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。