「かすり傷も痛かった」箕輪厚介と緊急対談!

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

昨日は「死ぬこと以外かすり傷」「かすり傷も痛かった」の箕輪厚介さんが参議院会館にきてくださり、二人で放談大会(?)を行っておりました。

かすり傷も痛かった (幻冬舎単行本)

私と箕輪厚介さんの関係や、最新著作「かすり傷も痛かった」については、誕生日に書いたブログを参照。

YouTubeで30分ほど対談した後、焼肉を食べながら飲みながら2時間くらい色々と話し込んでいたのですが、

死ぬこと以外かすり傷
→世間一般の多くがイメージする&時に批判する維新

かすり傷も痛かった
→実はこっちが本来の維新

という気がするんですよね。

「死ぬこと以外かすり傷」は、競争や成長をブイブイと煽るまさに「意識高い系」のビジネス書です。

『新自由主義的』と箕輪厚介さんが自ら言うように、「人生は競争だろ」「成長を目指さないなんてありえないだろ」という価値観と内容が貫かれています。

その反省から書かれた「かすり傷も痛かった」は確かにある種の『脱競争論』なんだけど、実は単純な脱競争論ではないところがポイントで。

競争や成長は確かに重要。まったく否定されるものではない。それを目指して頑張る人がいなければ、国の発展や豊かな社会を支えることはできない。

でも、同じ人間でもずっと競争・成長し続けることはできない。時に立ち止まって休んだり、迷ったり、失敗して落ち込むことも必要で。

そこからまた頑張る人がいて、頑張らない人もいて、惑い悩みながら人生や社会は続いていく。

そういうことが書いてあるのが続編「かすり傷も痛かった」なのであります。多分。

で、維新はたしかに「競争」や「成長」を極めて重視する政党・政治集団です。「自立」もキーワードですね。

一方で「セーフティネットの構築」「多様性の包摂」「再チャレンジ」なども同じくらい大事なことだと考えています。

なぜならばまさに、成功や競争し続けられる人ばかりではないから。

失敗も悩みもある中で、立ち止まったり落ち込んだり、そこからいつでも「再チャレンジ」できることが、むしろ誰もが挑戦できる社会を形成するためのコアなのかもしれません。

一本調子の競争・成長ばかりではない、資本主義や先進国は次のステージへ。

それにふさわしい仕組み・制度づくりができるよう、政治サイドから努力を続けてまいります。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年10月3日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。