どこからともなく解散風が吹き、減税解散が話題になっています。この原因は、コロナで大盤振る舞いした予算が11兆円も使い残しになり、景気が回復して自然増収で税収が史上最大になったためです。
減税なら「国民の審判を」 自民・森山氏、衆院解散念頭に https://t.co/bwl0LhIQtQ
「税に関することは国民の審判を仰がなければならない」と述べた。衆院解散の大義になり得るとの考えを示した発言とみられる。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 1, 2023
小川さんの言う通り。防衛費増、少子化対策予算増の財源問題がある中でなぜ #減税 が言えるのか。辻褄が合わない。
「減税解散の大義」…森山氏発言に、稲田氏が一定の理解 小川氏は「日本政治の劣化の象徴」とけん制(FNNプライムオンライン(フジテレビ系))#Yahooニュースhttps://t.co/Y57NBlP1h5— 大串ひろし|衆議院議員|立憲民主党 (@OogushiHiroshi) October 8, 2023
お金が余ったから減税するというのでは、宝くじに当たったから大盤振る舞いするのと同じ行き当たりばったりですね。減税に反対する党はないので、民意を問う必要もないでしょう。
橋下徹氏「人気取り。減税が解散の大義、あり得ない」岸田首相の「減税解散」浮上に否定的見解(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース https://t.co/noHffK7i3f
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 8, 2023
岸田総理「減税したい」
泉代表「減税したい」
馬場代表「減税したい」
玉木代表「減税したい」
志位代表「減税したい」
山本代表「減税したい」
↓
岸田総理「よしっ!!減税解散だ!!!」意見が全員一致してるのに選挙、国政選挙は税金を1回600億使う pic.twitter.com/sD7mmO3VsP
— 魏徴X (@GICHOGI) October 8, 2023
しかし自民党が勝てる見込みは大きくないようです。
自民党調査とされる数字が興味深い↓
自民 261→220(41議席減)
公明 32→22(10議席減)
立民 96→108(12議席増)
維新 41→69(28議席増)
国民 10→16(6議席増)
共産 10→14(4議席増)
…自民200割れを言い続けている私は“LGBT法推進議員は国民の怒りを知りなさい”と https://t.co/1AaWzqvq3U— 門田隆将 (@KadotaRyusho) October 9, 2023
岸田首相のいう減税は企業向けのようです。
田崎さんは、岸田首相の“減税コメント”について
「本気度はかなり高い。10月末に出される総合経済対策に注目。消費税減税という話もありますけれども、それはないだろう。消費税法改正に時間がかかるし、その間の買い控えも懸念される」とし、「所得減税や給付金の支給になるのではないか」と分析。… pic.twitter.com/JoRtpDnnWg
— ねこZ3 (@NecoZi3) October 6, 2023
しかし野党はみんな消費税減税。
なぜかどの党もいわないのが社会保険料の負担。景気が回復したときは、増収で財政赤字を減らして負担を軽減するのが財政の常識なのですが…
多くの勤労者の給与明細を見ると、「税」よりも「社会保険料」の方が重いのです。
社会保険料が下がらなければ、「給料の上がる政治」にはなりません。是非、現役世代いじめの年金・医療にメスを! https://t.co/g5WiRSliDf pic.twitter.com/MC9HQDptio— 魯日(Rouget) (@rougetgachihold) October 6, 2023
景気がよくなったら、自然増税でインフレにブレーキをかけるビルトイン・スタビライザーがマクロ経済学の常識ですが、今まで「デフレ脱却」ばかり言ってきた政治家のみなさんは、インフレ時代にどうするかわからないようです。
景気が回復してインフレになったら、名目ベースで自然増収になるのは当たり前。そのとき減税したらインフレがひどくなる。
逆に不景気になったら増税するのが、私の学生のころの大蔵省の台所財政だった。それをケインズ派の経済学者が説得して、不景気のとき減税するようになったのが1990年代。…— 池田信夫 (@ikedanob) October 9, 2023
まぁ政治とはそういうものですが、この状況で解散しても、よく悪くも何も変わらないでしょう。岸田政権ができて2年たったので、ここで解散するのが国政選挙の平均ですが、民意を問うなら、大きく状況が変わってからのほうがいいんじゃないでしょうか。