社会保険料の負担に注目が集まり、国民年金にも光が当たっています。
保険料の納付期間の5年間の延長や厚生年金からの拠出を増やしたりする案が政府の議論に上っています。しかし、根本的な原因である給付の抑制が進まないうえに、国民年金の納付率は危機的な状況です。
国民年金、給付水準の低下抑制 保険料納付5年延長案もhttps://t.co/GhJ6lFoDmu
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 24, 2023
また、社会保障の支え手である現役世代も急減し始めており、国の財政にも悪影響を与えることが懸念されています。
働き手急減、高齢者を「肩車」で支える時代https://t.co/07atqn3Roe
社会保障の支え手である現役世代が減り、年金や医療、介護などの出費が多いお年寄りが増える構図は、国の財政にも大きな影響を与える
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 28, 2023
■
国民年金は未納率が50%を超えており、すでに「肩車」状態になっています。
国民年金は未納が50%を超え、すでに「肩車」状態。未納老人が、生活保護で国民年金の2倍以上もらっている。だが政治家は、与野党ともに見て見ぬふり。 https://t.co/l8Qk1cwYxc pic.twitter.com/OoaYos4RUC
— 池田信夫 (@ikedanob) October 29, 2023
社会保障制度はどれも危機的状況ですが、その中でも国民年金はとくに危ないようです。
たぶん最初に崩壊するのは国民年金だろう。40年間保険料を払った人が月6万円しかもらえないのに、未納老人は生活保護で13万円。どんな高度医療もタダ。まじめに払ったら損だ…となると、年金制度は崩壊する。https://t.co/hnyH3LbnMo
— 池田信夫 (@ikedanob) October 29, 2023
厚生労働省の発表によると納付率は改善しているとされていますが・・・。
国民年金保険料 令和4年度の納付率76.1% 11年連続で上昇 NHK
その実態は免除者を増やし続けた見かけ上の数字のようです。
過去10年間以上も納付率40%前後で改善の兆しなし 八代 尚宏 プレジデントオンライン
そもそも国民の年金制度の受け止められ方に問題があるという指摘も多く見られます。
>生活を支えるに足る年金額が保障されない
20歳〜60歳までの40年間働くとすると、人生80年のうち40年間は働かない(又は働けない)ということ。
40年間分の生活費を全て他人に出してもらって保障するのはどうやっても不可能。まずはその事実を真正面から政治家が言わないとダメなんだと思います。 https://t.co/H9LGTbp6q2— 霞ヶ関女子 (@kasumi_girl) October 19, 2023
年金だけで生活できるようになってるべきって勘違いはいつから始まったんや。 https://t.co/qzldfn8GqU pic.twitter.com/d4yIbr0jd1
— リカオン (@cocoopit_t) June 11, 2023
一方、生活保護は最後のセーフティーネットと言われていますが、その生活保護もいろいろと不公平な課題を抱えています。
まともに働いていて
月の手取り30万て
年収500万だぞ日本国民の
平均年収以上の
生活保護費
もらってんじゃん https://t.co/UgMEc3xulD— 井川 意高 サブアカ改め本アカ (@IkawaMototaka) October 21, 2023
とにかく取りやすいところから取るというということがこの20年間で進行してきました。
↓年金は基礎年金を消費税に置き換えて国民年金保険料をなくす”税方式”への移行。
厚生年金もなくして個人年金にシフトしてくのもあり。
今の賦課方式だと若者世代は負担だけ増え給付が減るネズミ講で制度破綻は見えてるので。
次に医療費は↓ pic.twitter.com/Ua8OHdp0qO— Tomy😃 (@TMT69J) October 20, 2023
しかも、国民年金には国庫からの補助金が投入されています。すでに自立しているとは言い難いです。
表を見れば分かるように多くの公費が使われている。
年金は公費と順調な運用利益で現在は大丈夫だが、受給者の増加で将来的に厳しくなるのは確実。
国民年金などは制度改革で1/2が国庫負担となっており、全てにおいて使い方を変えなければ社会保障制度の維持が不可能になってしまう。 pic.twitter.com/IZ4I8KY5JZ— rock@アイランダー (@RockandRollbear) October 29, 2023
年金は破綻しないという指摘もありますが、これはもはや「破綻」や「存続」の定義の問題のような気もしてきます。
年金が破綻すると言う人がいますけれども、年金は破綻しません。なぜなら年金は国が破綻しない限りは破綻しません。日本の国が破綻するということは今のところはありえないので、そういう意味で。
上記のように賦課方式(積み立てではなく現在の保険料を現在の受給者に配る方式)なので破綻しないという論者も多いですが・・・。
ある時点でいきなり自助努力のみに頼らなければならない状況に陥るのかもしれません。
政府の異常なまでの資産運用推しは国内経済を成長させる気がもはや無いってことなんだよな。もう手取り上げないから海外投資を「自己責任」で頑張ってくれってだけでしょ。
— ののわ (@nonowa_keizai) September 2, 2023
制度自体は残ったけれど・・・ということにならないといいですね。