内閣感染症危機管理統括庁サイトのマスク着用者と非着用者の属性比較の調査が面白すぎる

マスクに関する調査が面白くてワロタ

もうマスクしているのは病院や高齢者施設以外にはほとんどいません。インフルエンザが流行ってますけど、もういいやって感じになってますよね。

ところで内閣感染症危機管理統括庁のサイトにある「新型コロナウイルス感染症」の研究の統計がとってもおもしろいので紹介したいと思います。東京大学大学院経済学研究科の仲田泰祐准教授、マクロ経済学の専門家です。コロナ禍における2020年3月から2022年5月までの超過自殺は約7,570人という発表をされた方です。

こちらは2023.10.06のレポートです。

マスク着用者と非着用者のお互いに対する意識・態度に関するアンケート調査

今年の9月に行われ、有効回答数は3,360という本格的なもの。

マスク着用者(n=1,680)
– 男性:45.8%, 女性:54.1%
– 平均年齢:46.8歳(内訳:20代 14.2%, 30代 17.1%, 40代 22.6%, 50代 22.8%, 60代20.0%)

マスク非着用者(n=1,680)
– 男性:55.0%, 女性:45.0%
– 平均年齢:44.7歳(内訳:20代 19.6.%, 30代 20.9%, 40代 26.7%, 50代 23.1%, 60代16.5%)

と、非常に中立で正確です。年齢調整もしてありますね。統計としては完全に信用できるといっていいのじゃないでしょうか。

ここから面白いのを抜粋します。

外出時にマスクはすべきかどうか

実はマスクをしている人も、その6割は「マスクは外してもいい」と考えています。それでもしているわけですが、みんなマスクをすべきと考えているのは4割。

感染経験は非着用者のほうが多い

これはまあ、当たり前と言えば当たり前です。w

非着用者のほうが活発に外出しているだろうという推測が成り立ちますしね。

ワクチンの接種率はどうか

なかなか面白い。

なぜか、ワクチン未接種者の割合は、二つのグループで違いがないのです。

反ワクチン=ノーマスクではない

しかし接種者の平均的な接種回数は、非着用者よりも着用者の方が高い傾向。

主観的な感染確率はマスクに関係なし w

主観的、つまり客観的にコロナに罹患したかどうかではなく、自分はコロナにかかるだろうと思う確率はマスクに関係ない。なんでやねん。w

主観的な重症化の確率はマスク派が高い

これも客観的に重症化したかどうかではなくて、自分は重症化するだろうと思う確率がマスク派のほうが高い。恐怖心があるからマスクするわけですね。

2類から5類に引き下げに反対する人はマスク派にもほとんどいない

Twitterではいまだに「5類にすべきじゃないとかいう人がいますが・・・

5類引き下げに反対する人の割合は、非着用者(2.1%+4.4%)よりも着用者(7.9%+12.8%)で多少高いのですが、全体的に賛成する人の方が多数派で2類のままにしろというのはかなりレア。

マスクしない派のほうが高学歴

年齢調整がしてあるのでマスク派に高齢者が多いとかいうのはなく、明確にノーマスクは大卒率が高いです。

マスク派のほうが独身率が高い

こちらもノーマスク派のほうが積極的に出かけるからという事が言えるカモです。

ノーマスクのほうが世帯年収が多い

これはかなりの差がついてます。w

学歴の偏差がけっこうあるので当たり前かな・・・・

詳しい論評は避けます。データのみご笑納ください。w

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編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年11月7日の記事より転載させていただきました。