ピエール・ガニエール(パリ8区)

ピエール・ガニエールで過ごす時間はいつでも、大きな感動に満ち溢れている。魅力的で、驚き溢れ、個性的で、演出が素敵で、なによりも素敵においしい。

この店のセルヴィエットの質感、大好き。

ここまで、アミューズ。もうこの段階で、ご機嫌においしいバターとパンもあって、お腹じゅうぶん満足。

体力ないと、ピエール・ガニエールの料理には立ち向かえない。

リエーヴル・ア・ラ・ロワイヤル出てるかな〜?と期待していったけど、まだだった。ここのリエーヴルは、個人的ベスト3の一角。

代わりに、オマール&オリーヴオイルのめくるめく料理の数々と、やっぱりピエールのベースはクラシックなおいしさとしみじみ感じる仔牛の七変化。

生前。

死後。こんなにもおいしく調理されて、本望だと思う。

5種のオリーヴオイルを、5皿のオマール料理それぞれにピッタリのものをかけてくれる。

このオマール前菜、去年、ここに来た時に知人が食べて絶賛していた。知人の意見に大賛成。

素晴らしい状態のムルソー。
ムルソーにはグランクリュがないけど、これ、実質グランクリュの実力だと思う。

焼き上がった仔牛見せてくれて、

テーブル横で全て盛り付け。こういう演出はグランメゾンならでは。大好き。

さいっこう〜!ピエールの根底はクラシック、というのを、こういうの食べると思い出す。

お腹いーーーーっぱいなので、去年は2度食べてる大好きなヴァニラのデセールをみんなでつつく。
ガストロノミーレストランは最高のスペクタクル、と感じさせてくれる大好きな一軒♪

デセール用セルヴィエット。ナイフレストも赤に変わる。

2022年9月ディナーの様子はこちらです。
2022年12月ランチの様子はこちらです。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年10月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。