アルゼンチンの大統領選の決選投票で、極右のハビエル・ミレイ氏が、与党連合の支持を得ていた左派のセルヒオ・マサ氏を破りました。ミレイ氏は自国通貨であるペソを捨てて米ドルを法定通貨にするといった過激な政策を掲げていました。
アルゼンチンは激しいインフレに見舞われており、国民の4割が貧困層です。長く続いた左派政権への失望が異形の大統領を誕生させることになりました。
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ミレイ氏にはなんともいえない独特の魅力があります。
そのミレイ氏の掲げる政策はとにかく過激です。
ミレイ氏は極右というよりアナーキストなのでしょうか?
滝沢ガレソ (@tkzwgrs) on X
🇦🇷アルゼンチンで大統領選に“極右”のハビエル・ミレイ(53)氏が出馬
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同氏はひたすら超過激な主張を連発する一種のネタ枠
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国内経済の終わりっぷりに絶望したアルゼンチン国民が「この国は一度ブッ壊すしかない」とミレイ氏に投票
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見事当選
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ミレイ氏「よし、まずは全省庁をぶっ壊す」(今ここ)
この主張は日本の一部でも受けそうです。
ミレイ大統領の誕生で、アルゼンチン経済は落ち着くのかさらなるカオスを招くのか・・・。
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誰も覚えていませんが、第二次世界大戦前までアルゼンチンは先進国に含まれていました。
アルゼンチンは誰が大統領になっても前途多難そうですが、日本も将来的には対岸の火事ではないのかもしれません。
【参考記事】
- 1860万人が貧困者のアルゼンチン:日本と共通している点
- 40年前に逆戻りしたアルゼンチンの一人当たりの実質所得
- アルゼンチンは来年ハイパーインフレに向かうのか?
- アルゼンチン大統領の決戦投票の行方やいかに?