優先席を年配者に譲るのは結構難しい

意外に思われることが多いのですが、元々タクシーがあまり好きではないので、メトロやバスなどの公共交通機関をよく使います。

目標としている1日平均1万歩の歩数を達成したいというのも、タクシーをなるべく使わない理由の1つです。

メトロに乗るときは、優先席の近くのドアから乗るようにし、席が空いていたら普通席ではなく敢えて優先席に座るようにしています。

ほとんどの乗客は、優先席を避けて座りますが、私は、人が少なく空いているので、優先席近くが好みです。

そして、優先席に座っていて席を譲るべき人が来たら、すぐに立つ。そうすれば、自分も気持ち良く利用できるのです。

最近、悩ましいのは、席を譲るべきか譲るべきではないか、判断が難しい人が多いことです。

一見、年配に見える人でも、「よかったら、どうぞ」と声をかけると、「大丈夫です」とやんわり断られることが珍しくありません。

もしかしたら、年寄り扱いしてしまって、むしろ失礼だったのではないかと、申し訳ない気がしてしまいます。

逆に、まだ席を譲られたくない人だと勝手に思って、声をかけずにいると、空いた優先席にさっと座る人がいたりもします。

そんな人には、あれこれ考えずに最初から素直に席を譲ればよかったと、後悔したりもするのです。

実年齢と見た目の年齢、そしてその人の気持ちの年齢にはギャップがあります。

年配の方で老けて見えても、座りたくないと言う気持ちの若い人もいるのです。

席を譲るの1つでも、相手の気持ちを推し量って行動しなければならない。空気を読むのが苦手な私には、なかなか難しいものです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年11月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。