アレノ&リヴォワール2号店誕生(パリ6区)

6区へようこそ、オーレリアン&ヤニック♪

「アレノ&リヴォワール」新店誕生。日本から戻ってきたら、ご近所の靴屋さん(多分)だったブティックが工事中で、Alleno&Rivoireの看板出てたので、完成するのとっても楽しみにしてた♪

去年誕生した愛するショコラサブレやマロングラッセスティックなどを頬張りながら、久しぶりにヤニック&オーレリアンとおしゃべり。

去年お目見えした、サブレのショコラがけ。今、この店で一番のお気に入り♪

マロングラッセ入りスティックも捨てがたい〜。

新作、マンダリンコンフィのショコラがけ。驚愕のテクスチャー。一度食べる価値ありあり。

今年は、ビュッシュとガレットも初登場。ビュッシュは、この店がよく使うテトラパックモチーフ。グラフィカルできれいね。ガレットはアーモンド&ショコラ風味で正統派。フェーヴは、この店の代表ショコラ”トレフル(三つ葉)”モチーフになるそう。

ショコラのおいしさもさすがだけれど、フリュイコンフィがやっぱりすごい。砂糖を使わずにコンフィールってどういうこと?って思うよね。

ことの始まりは、コヴィッド中にひと月以上ラボを閉め切っていて、久しぶりにラボに行ったら、パイナップルが絶妙にいい感じに変化していたこと。ここから、オーレリアンとヤニックならではの果物へのコンフィールアプローチが始まった。今日お披露目されたマンダリンのショコラがけも圧巻のおいしさだけど、一番最初に誕生したパイナップルがやっぱり、何度食べても感動する。

フリュイ・コンフィの概念が変わる、素晴らしい出来栄え。

「もう行くよ、明日はロンドンなので今日忙しいんだ」と店を去るヤニック。

そんなヤニックを見送りながら、「常に進化し続ける姿勢がほんとすごいんだよね、シェフは。出会えて本当によかった」と、オーレリアン。わかるわかる、だからヤニックの追っかけはやめられないよね。98年、まだ、ル・スクリブでシェフやってた頃からずっと彼を追っているけれど、一瞬たりとも止まらない進化に、ワクワクしっぱなしだし飽きることがない。

ヤニック・アレノとオーレリアン・リヴォワール。敏腕料理人&パティシエが研究を続ける、シュガーフリーなショコラ&フリュイコンフィ。稀有な魅力が詰まった最先端の美味にブラヴォー。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年10月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。