こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
紆余曲折ありましたが、内閣不信任案が提出されました。維新は今回は「賛成」です。
これまで日本維新の会は、会期末の風物詩のように出される内閣不信任案に対しては、一貫して同調しない・反対する立場を貫いてきました。
しかしながら、今回ばかりは反対する理由はない状況です。
もっとも大きな理由は、もちろんここまで拡大してしまった「政治とカネ」の問題です。
政治資金パーティーを悪用した裏金づくりの疑惑は、政権の中枢である官房長官・閣僚・党三役にまで及んでいるにもかかわらず、政府与党はこれまでまともな説明責任を果たしているとは言えません。
第二の理由は、それ以外にもことごとく岸田総理が「改革」から背をそむけ続けていることです。
政治とカネ問題とも地続きになっている旧文書通信交通滞在費については、先の通常国会中に使途公開について決着をつけると約束をしながら、まったく進展がないまま今日を迎えています。
憲法改正にもリーダーシップを発揮できず、所信表明で自ら言及したライドシェアについても、政府方針は「自家用車を使ったタクシー」を認める程度の内容であり、到底イノベーションや改革につながる内容になりそうもありません。
これからも「政治とカネ」の問題は深刻化をたどる一方で、岸田内閣・自民党には解体的な出直しが求められることは間違いありません。
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残念ながら内閣不信任案は自公が反対にまわり、賛成少数で否決される結果となりました。
しかしながら、是々非々の立場でこれまで不信任案に同調しなかった維新・国民までが今回は賛成にまわり、政府与党にNoを突きつけたことは大きいと思います。
明日から本格化すると言われている捜査の行方や、また内閣改造の行方に注視しながら、愚直に維新の改革・政策提言を前に進めてまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年12月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。