居眠り運転で3人を死傷させ、自動車運転処罰法違反の罪で禁錮3年の実刑判決を受けた米国のリッジ・アルコニス受刑兵でしたが、突如刑期の途中で日本から本国へ送還されることが発表されました。
日本は国際受刑者移送制度の一環として、海軍中尉リッジ・アルコニスを米国に釈放した。
米国議会でアルコニス氏の帰還を強く求めていたマイク・リー上院議員は、大喜びです。
Lt. Ridge Alkonis is coming home!
This is fantastic news, and long overdue.
So grateful to all who have helped make this possible. #BringRidgeHome https://t.co/7osXDyODay
— Mike Lee (@BasedMikeLee) December 14, 2023
リッジ・アルコニス中尉が帰還する!
これは素晴らしいニュースであり、ずっと待ち望んでいたことだ。
これを可能にしてくれたすべての人に感謝している。
これまで日米両政府はアルコニス氏の処遇をめぐり水面下で協議を続けていました。
日米、受刑兵移送の可否協議 - 静岡3人死傷の交通事故で禁錮刑https://t.co/qYHS0c84tM
— 共同通信公式 (@kyodo_official) March 5, 2023
アルコニス氏の家族は、同氏の帰還を実現させたバイデン大統領に感謝の意を示しています。同時にアルコニス家は日本の司法の判決が偏向に基づいたものであったと暗に批判しています。
NEWS and Statement from family of Naval Lt Ridge Alkonis:
After 507 days, Lt. Ridge Alkonis is on his way home to the United States. We are encouraged by Ridge’s transfer back to the United States but cannot celebrate until Ridge has been reunited with his family.
We…
— Jake Tapper (@jaketapper) December 14, 2023
私たちは、この移籍を実現するための米国政府の努力に感謝するとともに、公平な司法の目が彼のケースを初めて審査することを喜んでいる。
バイデン政権はアルコニス氏を連れ戻すために尽力していることを再三にわたり強調していました。
""There are certain times when saying less in public and more in private is the best way to resolve these cases. This is one of those instances," Sullivan said on "State of the Union" when asked if Biden had raised the case of Lt. Ridge Alkonis" https://t.co/KASan928O1
— Brasidas (@br4s1d4s) May 21, 2023
「このような事件を解決するためには、公の場では多くを語らず、私的な場で多くを語ることが最善の方法である場合がある。バイデンがリッジ・アルコニス中尉の件を取り上げたかどうかという質問に対し、サリバン(国家安全保障担当大統領補佐官)は『ステート・オブ・ザ・ユニオン』で次のように語った。
日本政府が外圧に屈して、アルコニス氏の日本での刑期を縮めたかどうかは検証の余地があります。
静岡県で2名が死亡し、1名が負傷した事故で、車を運転していた米海軍横須賀基地の大尉が禁錮3年の実刑判決となったんだが、去年、共和党上院議員20名が岸田総理に書簡を送ってアルコニス解放検討を要求。
今回も岸田さんに米国側から圧力かかってるな、これ。 https://t.co/GNgM93DlUG pic.twitter.com/FkhJuVSwme
— Tomo (@Tomo20309138) January 13, 2023
アルコニス氏の送還をめぐり日米の関心には大きなギャップが存在していました。米国では大手メディアが一斉に取り上げた一方で、日本メディアは共同通信を除いては積極的には報じられていませんでした。
【新着記事】アゴラ編集部:日本が服役中の受刑兵の移送を検討: 日米を揺るがすアルコニス問題 https://t.co/K36o2jijiQ pic.twitter.com/sjjvqDGOVF
— アゴラ (@agora_japan) March 5, 2023
アルコニス氏の本国送還を機に、日本でついにこの問題が積極的に議論されることになるのでしょうか?