介護保険の窓口2割負担の拡大見送りで現役世代は悲鳴

アゴラ編集部

厚生労働省は、介護保険のサービス利用時に2割負担となる高齢者の対象範囲の拡大を見送る方針です。

一方で、2024年度から年間合計所得が420万円以上の高所得者の介護保険料は引き上げる方針です。

介護保険利用料の2割負担の対象拡大について延期どころか中止を求める人たちがいます。

現役世代からは「また高齢者に配慮かよ」とため息が聞こえてきます。

政治家が高齢者の票だけを当てにしているとしたら、寂しい限りです。

窓口負担を上げないまま介護報酬は引き上げられますが、財源は誰が負担をするのでしょうか。

保険料ではなく窓口負担を上げなければ需要は抑制できません

介護保険を払っている現役世代が金銭的・身体的に搾取される社会はサスティナブルなのでしょうか。

健康保険料と合わせて現役世代の負担は高まるばかりです。

そして、日本には生産性の低い仕事しか残らない未来が近づいています。

残念ながら、減税は夢のまた夢かもしれません。