令和6年能登半島地震に自分は何ができるのか?

新春早々の石川県の能登沖で起きた地震は、今なお、厳寒の中で瓦礫の下敷きになって救出を待っている人がいます。道路が寸断されて、救出に必要な重機が到達できない状況はもどかしい限りです。

地震で倒壊したビル NHKより

また、断水や停電などインフラの復旧を待っているエリアもあって、寒い真冬の中での生活は想像以上に厳しい状況だと思います。特に体力のないお年寄りは体調を崩さないか心配です。

報道を見る度に、自分ができる事は果たして何なのかと、自問してしまいます。

震災で思い出すのは、2011年東日本大震災です。

3月11日に地震が発生した直後は東京での生活にも影響があり、自分の周りのことだけで精一杯でしたが、その後ご縁があって東北に出かける機会があり、復興に向けて懸命に努力している事業者の方と毎年お話させていただきました。

丸の内朝大学という、社会人向け講座の受講生と一緒に20回近く足を運びました。恐らく1000人近い人たちを東北に連れて行ったことになると思います。

そこで感じたのは、私にも被災地の人たちに貢献できることが何かあるということでした。

震災直後の救助活動に参加しても、単に足手まといになるだけです。でも、中長期的な経済的な自立をするためのサポートの方法はいろいろ持っています。

東日本大震災と同じように、今回も時間が経過すると共に、震災の記憶は薄れていき、寄付や支援によるサポートやボランティアの人たちも減っていきます。

その時にこそ必要とされるパワーもあるのです。

今は、被害に遭われた方の救助やインフラの回復を祈ることしかできませんが、そのうちに自分の出番が回ってくる。そのための準備をしておこうと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年1月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。