『週刊文春』報道の裏側

メディアの正義とは?

あたかも週刊文春が日本のマスコミの正義であるかのように語る人が多いが、文藝春秋社は元々、政治家の下ネタを探ってきた会社であり、下ネタは得意中の得意であるというだけで、報じている中身が真実であるか否か?など、彼らにとってはどうでも良い話。

ようは雑誌が売れれば良い、Webサイトのサブスクが増えれば良いのであって、営利企業である以上、それ以外のことは眼中にない。

下ネタは庶民が大好きなネタであり、文藝春秋社に社会正義のような観念は、毛頭無いのだ。

そう思って、週刊文春が報じる中身を見た方が良い。中身は実話ナックルズと大差ない。総じて、程度は低いのである。実話ナックルズだって立派な雑誌だと怒られるかもしれないが、つまり、実話ナックルズも週刊文春も、編集部は大真面目に他人様の下ネタを探っているのである。

これは週刊文春に限った話ではなく、週刊新潮、女性自身、週刊女性、週刊SPA、FRIDAY、週刊実話といったコンビニに並んでいる雑誌は全て同じで、彼らに社会正義などという概念は存在しない。編集部はひたすら大真面目に他人の下ネタ探しに奔走しているのである。

新聞も同じで、新聞が社会の公共物であるかのように錯覚し、例えば野党国会議員などは、「新聞報道によると・・・」などと枕詞を付けて、尤もらしい顔をして国会質疑で取り上げているが、私は可笑しくて仕方ない。新聞に書いてあることが嘘だと言ってるのではなく、新聞社の編集方針を無視して国会で取り上げている国会議員「サマ」の様子に滑稽さを感じてしまうのだ。

マスコミは今も昔も、世論を誘導する為の道具になっている。

政治の世界も経済界も同じで、マスコミ報道を利用してきたのがその歴史であって、読者が世論誘導されている面はあると考えておいた方がいい。言い換えれば新聞にしても雑誌にしても、事実を淡々と報じるならともかく、そこに編集方針が介在する以上、何がしかの世論誘導の面が厳然として存在すると言って良い。

通信社と言われる共同通信にしてすら、そのような面がある。

共同通信社代表団が訪朝、金永南委員長と会見

共同通信社代表団が訪朝、金永南委員長と会見
石川聰社長を団長とする日本の共同通信社代表団が9~13日、朝鮮を訪問した。12日には、最高人民会議常任委員会の金永南委員長が万寿台議事堂(平壌)で同代表団と会見し、懇談した。 朝鮮中央通信によると、石

有名な話で言えば、2012年、共同通信社の石川社長を団長とする代表団が、北朝鮮に訪問し、「訪問期間に各所を参観して朝鮮の明るい未来を確信することになったと強調」と報じられ、物議を醸した。

過去、2006年には政府が渡航自粛を要請したにも関わらず、その時も共同通信から2名が訪朝し、このことは国会でも取り上げられている。

そのような企業が通信社として、地方紙や地方のテレビ局にあらゆる事件の第一報を配信しており、その中には、明らかに偏向していると言わざるを得ない報道内容もある。

以後、

・松本人志記事の意味と週刊文春の狙い

続きはnoteにて(倉沢良弦の「ニュースの裏側」)。