気にすべきは「体重の増加」ではなく「体型の劣化」

私の毎日の日課は、朝起きるとまず全裸になって体重を測ることです。

旅行先で体重計が無い時以外は、毎日測ってアプリに記録しています。

これまで白米ダイエットによって66キロ前後を維持していた体重ですが、最近は68キロ前後になることが多く、2キロ程度増えていることに気が付きました。

思い当たる原因はいくつかあります。

そもそも基礎代謝が落ちていることが原因かもしれません。

年齢と共に必要とされるエネルギー量が減っていくので、同じ生活パターンを続けていても、今までのように消費できなくなってしまっている可能性があります。

また、筋肉量が増えた可能性もあります。毎週のパーソナルトレーニング(写真)と自宅でのセルフトレーニングを続けており、筋肉量が増えているのは事実です。

しかし、筋肉量が増えれば基礎代謝も高まるはずですから、上記の2つは矛盾しています。

とすると、筋肉だけではなく体脂肪も増えているのかもしれません。酒量は以前と変わっていませんが、最近はハイボールよりもクラフトビールや日本酒を飲むことが増えました。

ちょっとした変化でも、積み重なると大きな差になってきます。

問題は、増えた体重を意識して減らすべきか否かです。

体重の増減に一喜一憂するのは、本当はあまり意味のないことです。気にすべきは「体重の増加」ではなく「体型の劣化」です。

減量を目的として極端に食事量を減らしたり、ファスティングなどをすると、体の防衛機能が働き始めて基礎代謝を落とすようになり、逆に太りやすくなります。また、せっかく鍛えた筋肉が落ちてしまったり、骨が溶けるといったマイナス面もあります。

ただ、体脂肪率は下げた方が良いので、脂質を減らすことを意識しようと思います。

脂身の多い肉や揚げ物・炒め物などは極力減らし、食生活の改善をする。ただし、白米は今まで通りしっかり食べますし、運動も今までと同じペースで続けていきます。

食事に関しては極端な制限をせず自然に任せて、体重や体型がどのように変化するのか、しばらく様子を見ることにします。

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編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年1月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。