こんにちは。出口里佐です。
本日は昨年暮れに、青森を訪ねた時の美味しかったものをご紹介します。
1. ドーミーイン青森の朝食
青森駅近くには、ビジネスホテルが軒を連ねていますが、今回は、天然温泉 淡雪の湯 ドーミーイン青森に2泊しました。
青森のビジネスホテルの朝食は、地元の食材を使った郷土料理が並んでいて、どこも気合いが入っています。のっけ丼と言う、ご飯に、マグロ、帆立などの、お刺身や惣菜など、好きなものをのせて食べるどんぶりが市場であるのですが、それをホテルの朝食で出来るのです。
特にこちらは、帆立がお刺身の様にフレッシュで、よくあるヒラヒラの耳付きの味付けベビー帆立ではなく、普通サイズに近い帆立だったのに驚きました。朝からとても贅沢な気分です。
ご飯のお供と言えば、数の子、スルメ、昆布、大根漬けなどが絶妙にブレンドされ味付けされている、つがる漬け(鎌田屋商店)や、ねぶた漬け(ヤマモト食品)を、ご飯にかけて食べるのが子供の頃は大好きでした。つがる漬けさえあれば、ご飯3杯は食べられるほどです。
北海道の松前漬けに見た目は似ているのですが、味は全く違います。これも、大抵の青森のホテルでは朝ご飯にあります。お土産屋さんでは、冷凍のものが販売されているので、東京まで持ち帰りも可能です。
そのほか、小鉢のお惣菜の種類も豊富で、栄養もたっぷりです。普通の味噌汁の他に、八戸の郷土料理、せんべい汁も選べました。
また、こちらのホテルは、青森のリンゴジュースがフロント近くにセルフサービスで飲めるようになっています。
ホテルは、淡雪の湯と言う名前の通り、雪の季節は露天風呂には雪が降ります。屋内の大浴場の硝子窓の内壁には小さな窓があり、蓋の様なものを開けると、雪が降っているのが額縁の絵のように見えて、ほのぼのとしました。
温泉のフロアには、無料のマッサージチェアがあって、とてもリラックスできました。陸奥湾に面した、眺めの良いラウンジもあって、遅い時間には、アイスキャンデー、朝は乳酸飲料のサービスがあります。夜9時半から11時まで、4階の食堂で夜鳴きそばと名づけた、シンプルな醤油ラーメンのサービスもあります。
一日目は、用事が立て込んで、夕食を食べそびれた挙げ句、夜9時半にチェックインしたので、大変助かりました。
2. 新青森駅のお土産とお弁当
いつもは、飛行機を利用しているのですが、予定していた便が雪で欠航になり、往復とも新幹線に変更。新青森駅は久しぶりでした。
色彩豊かなねぶたや、青森県つがる市木造の亀ヶ岡遺跡で出土した遮光器土偶をかたどった、変わりねぶたのオブジェが、展示されていて、観ているだけでも楽しいです。
さて、新青森駅で、今回購入したのは、こちら。
■ 人気No.1の、シジミ(1188円)と帆立(1242円)の味噌汁パック(しじみちゃん本舗)
忙しい時でも、旅先でも、お湯さえあればいつでも美味しい味噌汁が飲めます。早速家でいただいています。
■ 手焼津軽路せんべい(小山せんべい店)のピスタチオ入り(1200円)、ピーカンナッツ入り(980円)
南部せんべいも美味しいですが、少し甘みがあって、やや食感がソフトで、お年寄りなど歯が弱くなってきた人でも食べられるのが魅力。素朴な味ですが、食べ出したら止まらない、危険な美味しさです。
■ 青森のぜいたく弁当と三八弁当(みさわや)
新幹線の中で自分で食べるために買ったのは、みさわやのぜいたく弁当(1550円)。
3つの仕切りの左右には、オレンジ色が鮮やかな海峡サーモンと八戸沖鯖の、にぎり寿司。真ん中には、青森県産鶏の唐揚げ、沖鯖竜田揚げ、三沢産ごぼう漬けと昆布巻き。青森の食材の美味しいものだけを集めた、本当に贅沢なお弁当でした。
鯖好きな夫のためにお土産に買ったのが、三八弁当(1250円)。八戸前沖の鯖寿司の他、赤とんぼという特別に美味しいイカを、旨味を凝縮するため、一夜干しにして、細切り。イカのワタはタレに、イカの足は甘辛煮に。鯖の竜田揚げと三沢のごぼう漬けも入っています。
全部美味しいですが、特にイカのワタのタレは絶品で、日本料理店でいただくようなレベルです。これはもうお弁当というよりは、日本酒の肴なのではと思いました。お酒が好きな方は、日本酒とともに、ぜひ帰りの新幹線のなかで召し上がってみては。