昨年、メルカリで商品を売却したところ、詐欺に遭いました。
この記事では、私がどのように対応したか、そしてメルカリの対応がいかに不適切であったかを詳しくお伝えします。また、私と同じように被害に遭った多くの読者からの情報も参考にしています。
商品横取りの手法(保存版)
メルカリで商品を横取りする方法は、ヤフオクでは使えません。メルカリのシステムにつけ込んだ巧妙な手法です。この手法は、商品を受け取った後に始まります。
まず、購入者は高額時計などの商品を選びます。出品者と連絡を取り合って、取引の意思を伝えます。商品が届いたら、出品者に「大きな傷がある」とクレームをつけます。「あなたは傷を隠して画像をアップした」と言って、返品を要求すればいいのです。
出品者から、「そんな傷は付いていない」「画像を送ってください」と連絡があると思いますが無視してください。「メルカリに通報する」「代金を返せ」と言い続けます。
メルカリから「画像を送ってください」と言われたら、フォトショップで傷をつけた画像を作って送ります。メルカリは出品者に画像を見せないので、バレる心配はありません。
メルカリは画像を確認したら、出品者に返品を承諾するように連絡します。出品者は傷のついた商品を返されても困るので固辞するでしょう。しかし、メルカリの規約では、返品を断ることはできません。
メルカリの公式サイトには、以下のように書かれています。
商品に問題がある場合は、購入者からの返品・返金の申請に応じる必要があります。
返品・返金に応じない旨を商品説明に記載することはできません。
さらに以下のようにも書かれています。
禁止行為に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
出品者が固辞しても、メルカリはそれを無視して返品を強制するでしょう。本来なら、メルカリは商品を回収して検品すべきです。しかし、メルカリはそれをしません。商品の状態を確かめずに、購入者の言い分を鵜呑みにするのです。これは、不誠実な対応といえます。
そして、多くの場合は商品代金の支払い免責が適用されます。これで、購入者は商品と代金の両方を手に入れます。メルカリは商品を回収しないので、出品者は商品を失うだけです。利益が保証されなければ大損というわけです。
フリマの高額取引は危険
メルカリとは違って、ヤフオクでは購入した商品をヤフーが指定する業者に送ります。業者が商品を検品して、補填額を決めます。これは、メルカリとは対照的な対応です。
なお、メルカリは都合のいいように事態を捏造するので注意が必要です。私の場合は、事務局が対応を急ぐあまり、取引終了をしていないにも関わらず『取引終了を捏造』されたことがありました。メルカリに抗議しても「明後日の会話」でまったくかみ合いませんww
この時は、消費者庁に連絡をいれました。緊急性が高いことを説明したところ、居住地に近い国民生活センターへの連絡を指示されます。センターに連絡して、事情を説明すると、運がいいことに担当官が速やかにメルカリに連絡をいれてくれました。
約1時間後、担当官から折り返しの電話があります。なんと、メルカリが「取引終了を撤回」したのです。担当官によればメルカリの担当者が、「間違った内容を送ってしまった」とのことでしたww
メルカリの運営事務局は、あまりに対応が杜撰ではありませんか。さらにテンプレを貼り付けたような回答ばかりで向き合う姿勢が見られません。
今後ですが、株主総会に出席して公開質問状を提出しようと考えています。どなたかご協力いただける方は連絡ください。運営事務局ではなく、経営陣の考えを聞きたいと考えています。