晴海フラッグはお金持ちではなく「小金持ち」の住む街

今週から遂に晴海フラッグに引っ越しをして新居での生活が始まりました。まだ2日しか経っていませんが、晴海フラッグの第一印象について書いてみたいと思います。

まず、居住スペースに関してはなかなか快適です。私の部屋は以前よりもかなり広くなり、一人暮らしには充分すぎます。部屋からの眺めも良く、外出しないで部屋に籠りたくなるような感じです。共用スペースもまだ人が少なく、ライブラリーやパーティルームなどの設備も使えます。

敷地が広いので、公園がたくさんあるのも気持ち良いです。道路は整然を広く整備されており電柱が無くスッキリ。気候が良くなれば朝の散歩が日課になりそうです。

デメリットは何と言っても都心へのアクセスの悪さです。虎ノ門ヒルズにつながるBRTがまだ稼働しておらず、バス便は銀座4丁目経由で東京駅に出られる都バスを使うことになります。日中は10分に1本とまずまずの頻度ですが、銀座4丁目まで15分程度かかります。

タクシーなら新橋まで環2を使えば5分ほど。1,500円くらいですから、簡単に呼べるようになれば便利です。

来月上旬には注文していたEV車も納車予定です。ただし車では飲みにいけませんから、どの程度使えるかは未知数です。

という訳で、以前に比べ外出に対するハードルは上がりました。恵比寿や新宿のような山手線の西側は今まで以上にかなり遠く感じます。

また、現状は敷地内の商業施設ララテラスがオープンしておらず、買い物ができるのは24時間営業のファミリーマートだけです。しばらくは、買い物や外食は外に行かなければなりません。

ネット上では「勝ち組」のように書かれている晴海フラッグ民ですが、港区の中心部から引っ越すとマウンティングするにはちょっとショボいというのが正直な感覚です。

同じ新築物件でも、麻布台ヒルズのような「超お金持ち」ではなく、アッパーマス層と呼ばれるような「小金持ち」が住む街というイメージです。建物もマンションというより集合住宅という表現が似合います。

早速、早めのディナーが終わって銀座4丁目の三越の前から都バスに乗り帰宅してみました。夜のバスで終点の晴海埠頭に向かう車中で感じたのは「都落ち感」でした。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年1月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。