「第56回ミス日本コンテスト」でウクライナ人の両親を持つ日本国籍の椎野カロリーナさんがグランプリに選ばれました。日本に帰化した女性がグランプリに輝いたのは初のことだそうです。しかし、この受賞が「日本人らしさとはなにか」について議論を呼んでしまいました。
「日本らしい美しさ」SNSで論議 初の欧州ルーツ「ミス日本」 https://t.co/fzyvD85XGa
Xでは「ミス『日本』なのに、日本らしさどこ?」という疑問の声が上がる一方、「日本人がミス日本に選ばれて何がいけないのか」といった意見もある。
— 産経ニュース (@Sankei_news) January 24, 2024
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カロリーナさんのグランプリ受賞が「日本らしさ」はどこに?という議論に発展してしまいました。
審査員個人の審美的価値観に基づくものなのでとやかくいう者ではないという意見や
ミス日本の審査基準は、内面、外面、行動の3つの側面からの「日本らしい美しさ」であり、その判定結果は、コンテスト運営者に委任された審査員個人の自由な審美的価値観に基づくものです。これに対して「かくあるべき」と問題視するのは、論理的にも倫理的にも理に適いませんhttps://t.co/FLUotjVjNx
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) January 24, 2024
彼女の美しさは「日本的美しさ」ではないという意見や
ミス日本に選ばれたこの方、とても美しいと思う。
しかし私は「ミス日本」とは、「日本人を代表する美しさを持つ人」と解釈していた。その定義には当てはまっていない。彼女の美しさは、「日本的美しさ」とは違うものだ。
「ミス日本」とはどのような定義のものなのか。 https://t.co/U9uhXKzdFE
— 倉田真由美 (@kuratamagohan) January 24, 2024
こういう女性こそ日本的だという意見が見られます。
椎野カロリーナさんですが
1⃣5歳で来日して成長
2⃣昨年に日本国籍を取得
3⃣ミス日本は“日本らしい美しさ"を審査して、「内面の美」や「行動の美」も求めていますその結果として「ミス日本」に選ばれた人を日本人扱いしない態度は、それこそ日本人らしくないのでは? https://t.co/2XRST2Mmzn
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) January 23, 2024
また、日本以外でも同じような論争があるそうです。
ミス日本の件、あまり知られていませんが、アフリカのジンバブエという国では昨年の「ミス・ユニバース・ジンバブエ」に白人女性が選ばれて、「こんなのミス・ジンバブエじゃないだろ」「これじゃミス・ローデシア(白人政権時代のジンバブエ)だ」とジンバブエのネットで炎上した事案がありました。 pic.twitter.com/5daaLInLNc
— UENO Yohei(上野庸平) (@chinyubo) January 24, 2024
国籍に関してはセンシティブな問題なだけに複雑な気持ちになってしまいます。
ミス日本を「帰化人」と批判するけど、現在はアメリカ国籍の研究者がノーベル賞を獲ると「日本人枠」に入れたがる皆さんw
— 神田憲行 (@norikan2) January 24, 2024
それゆえに国籍だけでは日本人だと認識してもらえない場合もあるようです。世界的には優秀な人材の国籍で取り合っている状況のようです。
【新着記事】アゴラ編集部:ウクライナが二重国籍を容認へ:日本はどうするべきか? https://t.co/0K9WdgBcVA pic.twitter.com/HF9c8fhDhm
— アゴラ (@agora_japan) January 24, 2024
カロリーナさんの受賞は日本人の中の劣等感を刺激してしまったのかもしれません。
椎野カロリーナさんの優勝に関して違和感を感じる人が多い理由は、「何が日本人か?」ということよりも、日本人の中にある劣等感を刺激してしまったのが大きい。日本人の中では「白人の方が上」という意識があり潜在的どころか、それは日常の中でもはっきりしている。
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) January 24, 2024
保守層には辛い時代になってきました。
いやミス日本がウクライナ系でも美人だからいいだろ。
アメリカなんかデブのブスが選ばれるような状況なんだぞ。それに比べれば一億倍正しい。— もへもへ (@gerogeroR) January 23, 2024
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