衆院東京15区補欠選挙で、国民民主党から公認されていた新人の元フリーアナウンサー・元外資系ITコンサルティング会社勤務の高橋茉莉氏が、同補選への立候補の断念を表明しました。しかし、高橋氏が、国民民主党から立候補断念を強要されたということを主張して、思わぬ騒動になっていました。
元フリーアナ高橋茉莉氏が東京15区補選の出馬断念 ラウンジ勤務などで国民民主党とトラブルか|東スポWEB https://t.co/w6tMMDdKsU
— 東スポ (@tospo_prores) February 25, 2024
今月8日に高橋氏は玉木雄一郎代表と国会内で会見を開き、「お金に困らない安心して暮らせる社会を実現したい」と立候補への意気込みを述べていました。
高橋氏は、ミス慶応・ミス日本ファイナリストで元フリーアナウンサー・元外資系ITコンサルティング会社勤務という華麗すぎる経歴が話題となっていました。
■
高橋氏は「私、高橋茉莉は衆議院東京15区補選におきまして国民民主党から、『立候補を断念しろ』と言われ、涙を飲んで引き下がることにしました。理由は、ラウンジで働いていた過去があるからです。生活保護を経験し、頑張って奨学金で慶応を卒業しましたが、多額の返済が残りました。多額の返済が長期に残らないよう、1日でも早く返したいという気持ちが強く、一時期ラウンジで働きました。それが悪いこととして立候補できないのであれば、『底辺で頑張る女子は一生チャレンジすら許されない』のでしょうか。確定申告を毎年しており、年金など税金は問題ありません」と反論を投稿していますが、現在はこの投稿は削除されています。
玉木代表はこれに対し「国民民主党はラウンジ勤めのみを理由に立候補の断念を求めるようなことは決してありません。事実関係を整理の上、週明けに正式に説明いたします」と応答しました。
東京15区の我が党の公認候補予定者に関し、法令に抵触するおそれのある事実が明らかになりましたので、明日10:30から選対責任者が会見を開き説明します。なお、国民民主党はラウンジ等に勤務していたことで出馬辞退を求めるようなことはありません。ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありません。
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) February 25, 2024
高橋氏が上記のXの投稿を削除したことによって、謎が深まりました。
玉木代表が引用した高橋茉莉氏の投稿が削除されていました
「週明けの玉木代表の発表が楽しみです」
このような煽りをSNSで公開してしまうあたり、勉強不足と言われてしまう気がするのですが… https://t.co/gc9Wj4vbzZ pic.twitter.com/vDudmpLPbW— せつやくぬーぼー (@jKP7pDWio28280) February 25, 2024
「ラウンジ勤め」の過去を理由に国民民主党の公認を辞退するよう言われたと暴露した高橋まり氏。
>一時期生活保護を受けお金に困ってた時期があります。その時期にラウンジというお店で一生懸命働きました。
これ、典型的な生活保護の不正受給になりかねないよ? pic.twitter.com/rIL6Jf4W2q
— 吉田一郎 (@no_saitama) February 25, 2024
生活保護受給しながらラウンジ勤めをしていたら確かに問題ですが、そんなことをする人がいるのでしょうか。
生活保護受給しながら、ラウンジ勤め(キャバクラ?)を同時にすることは不可能だと思うけど。ラウンジ勤めはそれなりに高給なので現金取っ払いなら脱税でもある。本人の動画の言葉が真実なら公認取り消しで当然だと思います。
— 渡瀬裕哉 (@yuyawatase) February 25, 2024
そして玉木代表は言葉尻を捉えられて批判されてしまっています。
高橋まり=ラウンジ勤めを理由に立候補断念を迫られました
玉木代表=ラウンジ勤めのみを理由に立候補の断念を求めるようなことはしません「のみ」と言ってしまっている以上、「ラウンジ勤めが立候補断念の理由のひとつ」であるという点では、両者の意見は一致しとるのよねw
— 菅野完 (@noiehoie) February 24, 2024
その玉木代表は明日(2月25日)に正確な経緯を発表するとのことです。
報道各社におかれましては、明日、事実を正確にお伝えしますので、その上で報道いただければ幸いです。
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) February 25, 2024
柿沢未途議員の辞職からして不穏でしたが、選挙戦が始まる前から不穏な空気が漂う東京15区です。