現代の日本では「人手不足」ということが盛んに強調されています。それは「低賃金・ブルーワーカー」の労働者が不足していることとだと思われがちですが、すでに風向きが変わってきているようです。
人手不足倒産8割増 建設や物流、24年問題で中小厳しくhttps://t.co/aGgqm365gC
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 12, 2024
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工場労働とか建設業とか電気技師とかに従事する方々の給料は上がっているそうです。
ただし、事務職は相変わらず人余りの状況がつづいています。
これは真実。
最近は現業職の有効求人倍率が猛烈に高く給料も上がっているが、事務職は相変わらず人余り。特に建設業は金脈とさえ言える状況。 https://t.co/joZyXpIeLZ pic.twitter.com/co1AWk29Jr— 諸 勝文 数字・お金・データが苦手な社長をサポート/中小企業診断士 (@moro_1con) February 3, 2024
将来は農業とか運輸業もその中に入りそう。文系大卒より工業高校とか工業系専門学校の方が稼げる様になるかもね。
そして、このままだと文系大卒女子は高卒・専門卒の男子を「低学歴で知性がない」と見下し軽蔑して少子化がますます加速しそう。— princeofwales1941 (@princeofwales19) February 3, 2024
ただし、今後はますます”人それぞれ”ということにもなりそうです。
これって『シゴデキ人材』不足の話なんですよね
たちが悪いのは、技術進歩で昔よりも求められるレベルが上がっていることと同時に「無理しなくて良い」価値観が許される優しい世の中で「それ以外」の人が今以上に多くなりそうなこと
偏りは今以上にどんどん進むと思って生存戦略たてていきたいですね— ⋆⸜ こる ⸝⋆ (@koru_8996) February 3, 2024
人間に残る仕事はAIやロボティクスや移民では解決できない問題があります。
事務職は今でも人が余っており、AIやロボットで人手不足は解決する。問題はホワイトカラーの賃金が下がり、接客業や介護・医療への転職が増えることだが、これは移民では解決できない。 https://t.co/41UpeQk0Mt
— 池田信夫 (@ikedanob) July 10, 2023
だからといって、高度人材も足りていないようです。
要するに人材不足緩和のためにDXを推進しようにも技術者が足りていないってことね→ソフトウエア導入の需要は非常に強い。人手不足緩和の切り札になるが「DXの投資需要が強くても扱える人材が足りていない」との声も
人手不足で滞る設備投資 計画未達、12年ぶり水準 日経 https://t.co/8oeaqGv2ne— 木村岳史(東葛人) (@toukatsujin) February 1, 2024
日本は大学無償化をしてどんな人材を作りたいのでしょうか。
今後はAIの発展に伴い、こう言った理系ブルーカラーの需要は更に増えていく一方で、文系ホワイトカラーは淘汰されていく。大学無償化は大量の失業予備軍を作り出す愚かな政策。撤回すべきだ。 https://t.co/p9llYkilu0
— 自由人希望者 (@hopefor_freedom) February 4, 2024
大学の先生はこんな現象が起こっているで日本は終わっていると言います。
「大卒=負け組」の時代到来!? 超売り手市場で「高卒就職者」の需要が急増! https://t.co/qYzQoPqi5k
「下手に知恵を付けている大卒者より、高卒者の方が伸びしろが期待できる」もはや日本は高卒で得られる程度の知識で足りるような産業しかなくなったということなんでしょうね。日本、終わっている— 田口善弘@発言は私の個人としての見解であり中央大学やその機関の意見を代表するものではありません (@Yh_Taguchi) July 23, 2023
しかし、アメリカでも大卒は余っているそうです。
メモ – 高卒が大卒の所得を上回る——文系大卒のレッドオーシャン化
中国もすでにホワイトカラーは受難のときを迎えているようです。
中国のホワイトカラー、昨年は3分の1近くが減給-過去6年で最多 https://t.co/ZEcQGE2gv7
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) January 31, 2024
終わっているのは日本ではなく大学ビジネスなのかもしれません。
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一方で、どんな技術が残るかはかなりはっきりしてきましたが、社会や各家庭の価値観はなかなか柔軟には対応できません。
100年前に賃金が高かったのは工場労働者。20世紀後半はホワイトカラーに逆転されたが、その時代は終わった。
これから賃金が上がるのはコーディングできる理系エリートだが、それは労働人口の5%ぐらい。相対的に上がるのは、機械学習でできない営業やマーケティングなどの対人スキルだろう。… https://t.co/Cty5AiGVyu— 池田信夫 (@ikedanob) June 25, 2023
日本人は現在の傾向がずっと続くと思ってしまう傾向が強いそうです。じつは戦前から様相は変わらないようです。
またいまの多くの両親が自分の子供に期待している未来での内容もこれに似て、この未来への計算の基準がまたあくまでも現在を基準にしているわけです。現在を基準にしていますから、その人が、その子供がたとえば三十歳になったときのことを計画しても、それはいまの三十歳の人を基準にしているわけで、三十になるのは三十年先ですから、そこの状態をあらかじめ計算して何かの計画をしているわけではないという点です。(山本七平、講談社、1978年)
たとえば太平洋戦争がはじまり、緒戦の大勝利となると士官学校・兵学校へ受験者が殺到したという例などはそれで、それは「今」を基準に将来を見ているからです。こういった誤差はこれからも絶えず生ずることでしょう。日本全体の過去におけるあらゆる失敗の、と私は考えています。こういった誤差はこれからも絶えず生ずることでしょう。これは単に個人の問題でなく、おそらく日本全体の過去におけるあらゆる失敗の、いちばん大きな基本になっているのはここであろうと私は考えています。(山本七平、講談社、1978年)