読書の力と魔法!なぜ読書は人を幸せにするのか?

尾藤 克之

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私が、書籍紹介をはじめたのは2010年にさかのぼります。

当初から 「世の中に埋もれている優れた本を発掘すること」を目的としていました。掲載基準は「世に問いたいテーマが明確であること」

これまで1万冊以上を多くのサイトで紹介しています。1万冊以上を紹介してきた人は稀有な存在ではないかと思います。

私自身にも22冊の出版実績がありますが、新人著者の頃は書籍のPRに苦労をした経験があります。そのような時、後押ししてくれる存在は有難いものです。

音声SNS「Clubhouse」の人気番組に出演

今回、元FM802アナウンサーで、現在フリーナレーターとして活動している、下間都代子さんが主宰するClubhouse(音声SNS)の「耳ビジ★耳で読むビジネス書」に出演してきました。5000名近いリスナーを抱える人気番組です。

番組のヘッダー画像

本番組は、一冊を月曜日~金曜日の5日間にわたって紹介することや、著者とのトークのなかから表面では見えにくい本音をあぶり出す点にあります。今回は、新刊「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)が取り上げていただきました。

番組がはじまると、下間さんがキレッキレのトークで掘り下げていきます。「尾藤さんが本を読むようになったきっかけは?」「どんなジャンルの本が多かったの?」「どんな読み方をしていたの?」……

私は1600グラムという超未熟児で生まれてきました。小学校低学年の頃は、小児喘息の影響で体が弱く、体育の授業は休みがちでした。心配した母親は、私を英会話教室や、児童音楽クラブに入会させるなどしましたがイマイチしっくりきませんでした。

小学校2年生のときのことです。当時、中野区(東京都)の小学校の夏休みは42日間あり、宿題の読書感想文を毎日書いていました。そして、夏休みが終わる頃には42枚(42冊分)になっていました。読書感想文を書いた後に母からもらえるお駄賃を握りしめて、近所の本屋に駆け込むのが至福の時間でした。

新学期になったある日、突然校長室に呼ばれました。読書感想文が中野区の展示会に出展されることが決まったのです。その結果、優秀賞を授与されました。次に、都展(東京都の展示会)に出展することが決まりました。その後、担任からは読書感想文が教育委員会で評判となり研究材料になったと聞かされました。

私の読み方は当時から精読ではありません。小学校2年生に難解な漢字は読めませんからキーワードや単語を拾いながら読む「スキミング」読みになります。読書感想文を書かないとお駄賃をもらえないため、スピードが必要だったのです。

学年が上がるにつれて体調にも変化がおとずれます。毎日牛乳を飲みだして、マラソンをはじめたところ、急激に身長が伸びだします。中学3年で180センチになり、いまでは185センチの高身長を維持しています。また、当時の「読書習慣」はいまだに継続しています

私にとっては他愛もない話ですが、これが意外にもリスナーの評判になりました。私にとっても気づきのある1週間になりました。これを引き出したのが、下間さんのインタビューテクニックということになるのでしょう。思わず、舌を巻きました。

今回、「耳ビジ★耳で読むビジネス書」に出演してわかったのは、人気のある番組ではリスナー同士のコミュニケーションが活発だということです。さらに、番組をダラダラ流しているものではなく、メリハリが効いています。はじめて、Clubhouseの面白さを実感しました。

バレンタインデーの世界事情

来週は皆さんが大好きバレンタインデーです。「男女が愛を誓う日」として知られていますが、ヨーロッパでは、バレンタインデーにあわせて、男性から女性に花を贈る文化があります。また、バレンタインデーの演出は男子の甲斐性が判断される重要な機会と考えられています。

イタリアでは、「サン・ヴァレンティーノ(恋人たちの日)」と呼ばれています。お互いの愛を確認する大切な日とされています。フランスは、男性から女性に愛情を込めたプレゼントを贈ります。美味しい食事やワインも欠かせません。アメリカやドイツも男性から女性にプレゼントを贈ります。

スイスは、恋人同士や夫婦がお互いに花を贈ります。恋人からの花がない場合は失恋を意味します。フィンランドは、「ユスタヴァンパイヴァ(友達の日)」として恋人以外の友達や家族にカードを贈ります。オーストラリアではチョコレートを添えるのが一般的です。じつは、チョコレートを贈る習慣があるのは、私が知る限り、日本、オーストラリア、アメリカのみです。※他にあったらご了承のほど。

そのような中、今年初のバレンタインチョコレートが届きました。お送りいただいたのは、大槻美知子さん。シュトーレン ナッツ専門パティシエ「ローズターラMICHIKO」のオーナーです。「耳ビジ」で、私が甘いものが好きだということを聞いて、お菓子を送ってくださったんですね。大変美味しくいただきました。このような嬉しいサプライズもあり、印象深い出演となりました。

送られてきたバレンタインギフト

ナレーターの下間都代子さん、パティシエの大槻美知子さん、番組リスナーの皆さん、関係者の皆さん、有難うございました。今回の本が最後のつもりで執筆しましたので、次回はないかもしれませんが、とても印象深い機会となりました。心より御礼申し上げます。

本は、「可能性の扉を開く魔法」のようなものです。

私はその魔法にかき立てられて、本を読むようになりました。

運命とは、不思議なものです。私は50代になり、自分の命が何かにつながっていることを感じるようになりました。それは、読書の力です。読書は、自分だけでなく、周りの人々も幸せにする魔法のようなものです。いま、私はその魔法のバトンをあなたに渡したいと思います。あなたも読書を通して幸せになり、周りに幸せの輪を広げてください。

あなたの活躍と勇気に心から感謝します。

2年振りに22冊目の本を出版しました。

読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)